【初心者向け】画像加工って何?どうやるの? 無料ツールで簡単デザインする方法

写真や画像を使うシーンがどんどん増えている今、ちょっとした工夫で仕上がりがぐんと良くなることがあります。
「スマホで撮った写真、なんだか暗いな…」
「SNSで『いいね!』がたくさんもらえるような、おしゃれな写真にしたい!」
「お気に入りの画像を使ってオリジナルTシャツを作りたいけど、デザインに合わせて色合いなどを加工したい…」
こんな風に思ったことはありませんか? そんな悩みを解決してくれるのが画像加工です。「画像加工」と聞くと、なんだか難しそう、特別なソフトが必要そう…と感じるかもしれません。でも、大丈夫! 実は、基本的な操作なら誰でも簡単にできるんです。
この記事では、「画像加工ってそもそも何ができるの?」という基本から、よく使う便利なテクニック、そしてパソコンやスマホで無料で使えるおすすめのツール(サイトやアプリ)まで、分かりやすくご紹介します。
画像加工でできることって? もっと写真を魅力的に!
画像加工とは、写真やイラストなどの画像データを、パソコンやスマホを使って編集すること。具体的には、こんなことができるようになります。
見た目をパッと明るく、キレイに
・暗く写ってしまった写真を明るくする。
・色合いを調整して、料理をもっと美味しそうに見せたり、風景をより鮮やかにしたりする。
写真の整理整頓
・写真に写り込んでしまった不要な物(通行人や電線など)を消す。
・主役(人物や物)が引き立つように、周りを切り取る(トリミング)。
サイズや形を自由自在に
・LINEやTwitterのアイコン用に丸く切り抜く。
・ブログやメールで送るために、画像のデータサイズを小さくする(リサイズ)。
オリジナリティをプラス
・写真にメッセージや日付を入れる(文字入れ)。
・かわいいスタンプやキラキラのエフェクトで飾る(デコレーション)。
雰囲気をガラッと変える
フィルター機能を使って、一瞬でレトロ風、モノクロ、ふんわり系など、おしゃれな雰囲気に変える。
まずはこれだけ!画像加工の基本ワザ3選
たくさんの機能がありますが、まずは基本となる3つのワザを覚えておけば、たいていのことはできます。ほとんどのツールにこれらの機能が付いていますよ。
1.トリミング(切り抜き):「ここだけ見せたい!」を叶える
どんな時に便利?
写真の端に余計なものが写っている時。人物や特定の物をもっと大きく見せたい時。
SNSのプロフィール画像のように、正方形や円形にしたい時。
どうやるの?
残したい部分をマウスや指で四角く囲んで、「決定」や「切り抜き」ボタンを押すだけ。縦横の比率(例えば、インスタグラム用の1:1の正方形など)を選んで切り抜くこともできます。iphoneの場合は、写真を選択してコントロールアイコンから切り取りを選択してできます。
2.明るさ・コントラスト調整:「暗い・ぼんやり」を解消!
どんな時に便利?
室内や逆光で、顔や物が暗く写ってしまった時。全体的に写真が白っぽく、メリハリがない時。
どうやるの?(イメージ)
「明るさ」や「コントラスト」と書かれたスライダー(つまみ)を左右に動かして、ちょうどいい見た目になるように調整します。プレビューを見ながら少しずつ動かすのがコツ。
色調補正(色の調整):「見たままの色」や「好みの色」に
どんな時に便利?
写真全体が黄色っぽい、または青っぽく写ってしまった時(色かぶり)。料理の色をもっと鮮やかにして、美味しそうに見せたい時。肌の色を健康的に見せたい時。
どうやるの?(イメージ)
「彩度(色の鮮やかさ)」「色相(色合い)」「色温度(暖色・寒色)」などのスライダーを調整します。「ホワイトバランス」という機能で、白を基準に色かぶりを自動補正してくれるツールもあります。
3.フィルター:「一瞬でおしゃれ」な雰囲気にチェンジ
どんな時に便利?
難しい調整なしで、手軽に写真の印象を変えたい時。SNSで統一感のある投稿をしたい時。
特定の世界観(レトロ、クール、可愛いなど)を出したい時。
どうやるの?(イメージ)
ツールに用意されている「モノクロ」「セピア」「ビンテージ」「ポップ」などのフィルターを選ぶだけ。多くの場合、タップ(クリック)するだけで効果が適用されます。効果の強さを調整できる場合もあります。
【無料】初心者におすすめ!画像加工ツール(サイト&アプリ)
さあ、実際に画像加工を試してみましょう! ここでは、会員登録不要ですぐに使えたり、スマホで手軽に使えたりする無料のツールをご紹介します。
Webブラウザで使えるサイト(パソコン・タブレット向き、インストール不要)
ソフトをインストールする必要がなく、インターネットに繋がっていればすぐに使えます。
バナー工房:シンプルで分かりやすい!基本機能が充実
推しポイント: 日本語で分かりやすく、機能がシンプルにまとまっているので、初めて画像加工をする人に特におすすめです。会員登録も不要で、サイトを開けばすぐに使えます。
できること: トリミング、リサイズ、明るさ調整、フィルター、フレーム追加、そして特に文字入れが簡単で高機能です。
文字入れの使い方(例):
1. サイトにアクセスし、「画像加工ツール」から「文字入れ」を選ぶ。
2. 加工したい画像をアップロードする。
3. 入れたい文字を入力し、フォントの種類、サイズ、色を選ぶ。「フチ取り」や「文字の背景」などの装飾も簡単に設定できる。
プレビューで確認しながら位置を調整し、完成したら保存!他にも、フレームを付けたり、写真の色味を変えたりするなど豊富な機能が無料で使えます。
URL: https://www.bannerkoubou.com/
(文字入れ機能ページ: https://www.bannerkoubou.com/photoeditor/character/)
こんな人におすすめ: パソコンで手軽に基本の加工をしたい、特にブログやSNS用の文字入り画像を簡単に作りたい人。
Canva (キャンバ):おしゃれなテンプレートでデザインも簡単!
推しポイント: とにかくおしゃれなテンプレート(デザインのひな形)が豊富。写真加工だけでなく、SNS投稿画像、プレゼン資料、チラシ、招待状など、様々なデザインが驚くほど簡単に作れます。無料プランでも十分使えますが、一部有料の素材や機能もあります。
できること: 写真の明るさ・色調整、フィルター、トリミング、文字入れはもちろん、豊富なテンプレートを使ったデザイン作成。
こんな人におすすめ: デザインセンスに自信がないけど、おしゃれな画像を作りたい人。SNS投稿用の画像をよく作る人。
Photopea (フォトピー):無料で高機能!本格派も満足
推しポイント: 有名な有料ソフト「Photoshop」に操作感が似ている、非常に高機能な無料ツール。「レイヤー」という機能(透明なフィルムを重ねるようなイメージ)を使って、より凝った合成や編集が可能です。
できること: 上記の基本機能に加え、レイヤー編集、パス(複雑な図形描画)、高度な色調補正など。Photoshopのファイル(PSD形式)も開けます。
URL: https://www.photopea.com/
こんな人におすすめ: 基本的な加工に慣れて、もう少し本格的な編集に挑戦してみたい人。Photoshopの代わりになる無料ツールを探している人。(少し操作に慣れが必要です)
スマートフォンアプリ(いつでもどこでも手軽に加工)
スマホで撮った写真を、その場でサッと加工したい時に便利です。
Snapseed (スナップシード) (Google製)
推しポイント: 無料なのにプロ並みの細かい調整ができる!指でなぞるだけで部分的に明るさや色を変えたり、写真の不要な部分を自然に消したりできます。操作も直感的で分かりやすい。公式ブログ:Snapseed アプリの使い方
こんな人におすすめ: こだわって写真の質を高めたい人。細かい部分まで調整したい人。
Picsart (ピクスアート)
推しポイント: フィルターやエフェクト(効果)、スタンプの種類がとにかく豊富で、遊び心のあるクリエイティブな加工が楽しめます。複数の写真を組み合わせるコラージュも得意。
URL:https://picsart.com/ja/ iOS, Android アプリあり
こんな人におすすめ: 写真をデコレーションしたり、アート作品のように加工したりして楽しみたい人。
VSCO (ヴィスコ)
推しポイント: おしゃれで絶妙な色合いのフィルターが豊富。特にフィルム写真のような、雰囲気のある仕上がりが得意です。写真好きが多く利用するSNS機能もあります。
こんな人におすすめ: 写真の色味や雰囲気にこだわりたい人。エモい(感情に訴えかけるような)写真を作りたい人。
スマホ標準の写真アプリ (iPhoneなら「写真」、Androidなら「Googleフォト」など)
推しポイント: 実は、わざわざ新しいアプリを入れなくても、最初からスマホに入っているアプリにも基本的な編集機能(トリミング、明るさ調整、フィルター、回転など)が付いています。
モノクロにするのも標準のアプリが一番カンタン!iPhoneの場合は、写真を開いて真ん中の右側にある編集アイコンをタップ。「フィルタ」を押して一番右側までスライドして、右上の✔を押すだけです♪
プラットフォーム: 各OSに標準搭載
こんな人におすすめ: まずは一番手軽な方法で試してみたい人。簡単な調整だけで十分な人。
ちょっと待って!画像加工するときの注意点
楽しくて便利な画像加工ですが、いくつか気をつけておきたい点があります。
やりすぎは禁物: 明るさや色の調整、特に人物の肌の加工などは、やりすぎると不自然に見えてしまうことがあります。「ちょっと良くなったかな?」くらいで止めておくのがコツです。
画質の低下に気をつけて: 画像を何度も保存し直したり、特に「JPEG(ジェイペグ)」という形式で保存を繰り返すと、少しずつ画質が悪くなることがあります。元の画像は大切に保管し、なるべく保存回数は少なくしましょう。
権利を守ろう
著作権: インターネットで見つけた他人の写真やイラストを勝手に加工して使ってはいけません。「フリー素材」と書かれていても、使い方にルール(商用利用はNG、クレジット表記が必要など)がある場合が多いので、必ず利用規約を確認しましょう。
肖像権: 知り合いや街で見かけた人の写真を、本人の許可なくSNSなどに公開するのはNGです。加工していても同様です。
元データは必ずバックアップ!: 加工に失敗したり、「やっぱり元の写真の方が良かった…」と思ったりすることもあります。加工を始める前に、必ず元の写真データをコピーして別に保存しておく習慣をつけましょう。これが一番大事かもしれません。
まとめ:まずは気軽にトライしてみよう!
画像加工は、難しく考える必要はありません。今回ご紹介した基本的なワザと無料ツールを使えば、誰でも今日から始めることができます。
「ちょっと暗い写真を明るくする」「SNS用に正方形に切り取る」など、まずは簡単なことから試してみてください。
自分の目的に合ったツールを見つけて、写真をもっと素敵にしたり、情報を分かりやすく伝えたり、画像加工を自由に楽しんでみましょう! きっと、写真やデザインがもっと楽しくなりますよ。
加工した画像でオリジナルTシャツを作ると素敵な思い出づくりになります♪ぜひ、一度お試しください。
2025.05.08
更新:2025.05.08