社会保障制度をテクノロジーと創意工夫でハックし、お客様と共にサービスを創りあげる

社会保障制度をテクノロジーと創意工夫でハックし、お客様と共にサービスを創りあげる

今回は、TechCrunch Tokyo 2015のスタートアップバトルで優勝、更に福岡で3月3〜4日にかけて開催された招待制イベント「B Dash Camp 2016 Spring Fukuoka」のプレゼンバトル「ピッチアリーナ」でも見事優勝を果たした、SmartHRを開発・運営されている株式会社SmartHRの代表取締役でSmartHRのプロデューサーでもある宮田昇始さんに、サービスの概要とオリジナルTシャツ作成時のこだわりなどについてお話を伺いました

株式会社SmartHR 代表取締役  宮田昇始さん
サラリーマン時代、10万人に1人と言われる疾患を発症。完治の見込みは20%と宣告を受けるも、闘病期間中に傷病手当金(社会保険の一つ)を受給できたおかげで、リハビリに専念し無事完治。社会保険のありがたみを身をもって感じる。その後、2013年に株式会社KUFUを創業。会社経営のなかで、経営者としては社会保険手続きの煩雑さに課題を感じ、2015年にSmartHRを発案。短期間で導入500社を超える成長へと導く。

目次

  1. 性別欄に6つの選択肢
  2. 自身の難病、妻の産休・育休がきっかけに
  3. お客様と鍋を囲む
  4. オリジナルTシャツは、ロゴが隠れないのがポイント
  5. オリジナルTシャツ作成時の最適なアドバイスが決め手に

性別欄に6つの選択肢

― 本日はどうぞよろしくおねがいします。さっそくですが、SmartHR(スマートエイチアール)とはどういうサービスですか?

宮田さん(以下、宮田):SmartHRは、日本の社会保障制度をテクノロジーを使い「入退社の書類作成」「社会保険の手続き」といった労務手続きなどを便利にするためのサービスです。

― テクノロジーを使って便利にということですが、今どういった不便さがあるのでしょうか?

宮田:そうですね、1つ具体的な例を挙げますとこちらは従業者を社会保険に加入させるための書類なんですけど性別の欄に「1・2・3・5・6・7」と6個選択肢があるんですよ。では、3番はなんだと思いますか?

― えっ、性別の欄ですよね?

宮田:はい、性別の欄です(笑)

― うーん、全く想像がつかないですね。LGBT関連でしょうか…。

宮田:そうですね、そう答えられる方が多いんですが正解は「炭鉱で働く人」なんです。

こういったフォーマットが現在も使われている現実を分かりやすく解説。

― 炭鉱で働く人ですか、性別の欄にそういう項目が含まれているんですね!

宮田:どうしてそうなっているかとういうと昔は炭鉱で働く人が非常に多かったんです。炭鉱で仕事をされる人は怪我になることも多いため保険料の利率が普通の人とは異なっているんです。こういった、50年60年前から使われているフォーマットが未だに残っているんです。

― なるほど、たしかにそれは不便というか今の時代だとあまり想像がつかないものになってしまっていますね。

宮田:社会保障制度ではこのような書類がたくさん存在しています。これをやるのって知識がないと調べているだけでものすごく大変な作業になってしまうんですね。

自身の難病、妻の産休・育休がきっかけに

― 私自身こういった書類を今まで扱ったことはないのですが、こういった書類は専門の方が扱うわけではないのですか?

宮田:私自身4年ほど前に10万人に1人発症するかどうかという難病にかかり顔面左半分麻痺、聴覚障害、視覚障害を経験したのですが、自分で書類はほとんど書かずに印鑑を押す程度だったんです。しっかりした会社だと社労士さんという方を雇っていて、その社労士さんがこういった書類の手続きをしてくれるんですね。

ただ実際には社労士さんを雇っている会社って2割未満しかいないんです。一方で税理士さんは9割以上の会社が雇っているんですね。そのほとんどの理由がコストの問題なんです。

― なるほど、そういったところのコストを削減しているんですね

宮田:私がそのことを知ったのが妻が産休に入った時なんです。産休・育休に必要な書類を妻が自分で用意していたんです。先ほど社会保険の書類でも例を挙げましたがそれ以外にも会社でなければわからないような内容もたくさん書かないといけないので会社に電話をしたり、提出先であるハローワークに電話をしながら大変そうに書類を作っていたんです。

― それはかなり大変そうですね。そういうのは会社でやってくれないものなんでしょうか?

宮田:本来は会社でやるべきなんですが先程にも例を挙げたように書類を作るのって非常に大変なんです。ただ調べながらやれなくはないものなので小さい会社だと従業員が自分でそういった書類を作ることも少なくありません。そのため、こういった書類記入のための専門書もたくさん発売されています。1つの手続きでも関係する役所が複数あったり、それぞれの役所に書類を取りにいかないといけなかったりしてとにかく大変なんです。

― なるほど、そこで奥さんが苦労しているのを間近で見て大変さを実感したと

宮田:そうですね、私自身の経験からくる社会保険制度に対するよいイメージと、一方で妻が大変そうに書類を作っているところを見てもっと便利に使えるようにしたいというのがSmartHRの開発のきっけでもありました。

お客様と鍋を囲む

オフィスには、お客さまと団欒できるスペースを用意。

― サービスを運営する上でこだわっているポイントはどういったところですか?

宮田:開発スピードとサポートを重視しています。特にサポートにつきましては、質問から回答までの時間は、約3分と徹底しています。とにかく来たらすぐ返すを実践し、エンジニアスタッフも参加して素早くお客様の悩みを解決することにこだわっています。

― 素晴らしいこだわりですね。お客様と鍋を囲んだという話しを伺ったことがあるのですが。

宮田:はい。お客様と鍋を囲んでお客様の声を聞く機会を設け、共にサービスを創りあげるということも意識して取り組んでいます。

― たまたま、会社にいらしたお客様と鍋を囲んだのですか?

宮田:いえ、今後の方向性について一言申したいという方がいらして、そういうお客様に来て頂きました。弊社の新メンバー紹介も含めて、一緒にお酒を交わしながら色々とお話しすることができました。とても良い会だったので今後も定期的に行いたいですね。
すごくレガシーなソフトウェアなどが使われている業界だったので、ようやく今風なサービスが登場したとお客様にも喜んで頂いています。

オリジナルTシャツは、ロゴが隠れないのがポイント

― オリジナルTシャツを作ろうと思ったきっかけを教えてください

宮田:ずっと作りたいとは思っていたのですが、きっかけがないという状態でした。
実際に作ることになったのは、TechCrunchというイベントに参加することが決定したときになります。登壇とさらにブースの出展があったので、スタッフ全員分作ろう!と。

― オリジナルTシャツのデザインをサービスのロゴにしたのは何か特別な理由があるのですか?

宮田:当初はサービスが上手くといくという前提で、上手くいったらメディアに露出する機会が増えるだろうと。そうなったときに上半身アップの写真がいっぱい使われるはずだと考え、認知の為にもサービスのロゴをデザインにしようと考えました。
しかし、腕組みした場合などにロゴが隠れてしまうのは嫌なので少し上寄りにロゴが来るようにデザインしています。
Tech Crunchの登壇の際もそうだったのですが、スピーチ用の台にも隠れないというのがポイントです。

計算され尽くしたロゴの配置をジェスチャーで丁寧に説明。

― なるほど。サービスの認知に繋がるよう考えてデザインされているのですね。

宮田:はい。後は、出展ブースでスタッフが立つときに使いたいなというのがありました。
何も用意がないと、インターネット業界は大抵スーツではないので格好の統一が難しいというのも理由の1つです。ひと目でスタッフだと分かるのはやはりいいですね!

オリジナルTシャツ作成時の最適なアドバイスが決め手に

― イベント用に作って頂いたオリジナルTシャツですが、普段はどういったときに着られていますか?

宮田:やはり、登壇など人前に出るときや、取材を受けるときに着ます。
お客様を招いての移転パーティで誰がスタッフなのかを分かりやすくするためにも着ました。また、今後ブース出展をいくつか考えているのでそこでも着用したいと思っています。

― 周りからの反応はいかがですか?

宮田:ユーザー様から欲しいという声を頂きました!我々のようなHR(人事)系のサービスでノベルティを作っている会社様は少ないという実情もあります。
実は海外ですと、HR系のサービスの会社でもオリジナルTシャツを着ていることが多いのですが、日本の企業は漢字やカタカナのサービス名の所が多いのでTシャツにする企業は少ないみたいです。

― オリジナルTシャツを作る際、TMIX以外にも検討されましたか?

宮田:はい。実際にいくつかのサービスを使ってみましたが、我々の要望に沿ったところというのはなかなか見つかりませんでした。
たまたまTMIXさんのショールームを知る機会があり、実際に話しを聞いてみたいと伺ってみたところ、1つ1つの要望や品質のこだわりなどに対して最適なアドバイスを丁寧にして頂いたのでその場で決めました。

― お役に立てて光栄です!何かTMIXに関するご要望がありましたらお聞かせください。

宮田:そうですねぇ。パーカーのバリエーションをもう少し増やしていただけると嬉しいです。パリッとした感じのだらしなくなりにくいパーカーですね。
後は、印刷範囲をもう少し広げてもらったり、ステッカーのようなジャンルも注文出来るようになると嬉しいです!

― 最後にこの記事を読んでくださっている方にお伝えしたいことがありましたら是非教えて下さい。

宮田:今後、人事担当の方を招いてイベントを行いたいのでその時にステッカーやグッズなどのお土産を配れたらないいなと思っています!!

―今日は、本当にありがとうございました!

宮田:こちらこそ、ありがとうございました。

今回、オリジナルTシャツにご利用いただいたアイテム

定番Tシャツ

TMIX定番中の定番Tシャツで、厚手(5.6oz)でしっかりとした生地を使ったハイクオリティーなTシャツです。全50色かつジュニアサイズから、レディース、メンズサイズと幅広く揃ってあなたの欲しい一枚がここにあります。どんなスタイルにも馴染む、オリジナルTシャツのプリントに最適なTシャツです。

取材協力

株式会社SmartHR
https://smarthr.jp/

代表取締役:宮田昇始 さま

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