タオルの嫌な臭いにはつけ置き洗い!つけ置きの方法3選を紹介

2020.10.06
せっかくタオルを洗ったのに、なんだか嫌な匂いが残ってる…洗いたてなのに何故?こんな経験はありませんか?
タオルは顔など、皮膚のデリケートな部分に直接触れるものです。触れた瞬間に匂いがするのはいやですよね。
しっかり洗って、ちゃんと保管しているのに匂いが気になる、そんな方はこの記事を是非ご確認ください。基本的な方法を3つ、お手軽な方法を2つご紹介させていただきます。洗い方から匂いの防止方法まで細かく見ていきましょう。
目次
タオルの嫌な匂いにはつけ置き洗い
タオルに嫌な匂いがついてしまって、なかなか取れない時はつけ置き洗いをしましょう。
頑固な匂いも、たいていの匂いはつけ置き洗いで解消できますよ。
つけ置き洗いは時間をかけて漬け込むことで汚れをしっかりと浮かすことができ、消臭効果が高いのです。
生地を揉んだり、擦ったりしないので素材にも優しく生地が長持ちします。
シミやガンコな汚れなど、通常の洗濯では落とせない汚れもつけ置きで下地を作っておけば汚れが落ちやすくなります。
タオルの匂いの原因
しっかり洗っているのに、何故嫌な匂いが残ってしまうのでしょうか。匂いの原因としては以下の3つが上げられます。
化学的な変化によるもの
洗濯の時に落としきれなかった僅かな汚れが、化学的変化により匂いの原因となることがあります。また、洗剤の残りなどもかゆみの原因となることがあります。乾くまでの時間が長ければ長いほど匂いを発しやすくなります。
洗うたびに匂いが残る場合は、根本的に洗濯の方法や洗剤の量を見直す必要があるかもしれません。
菌の増殖によるもの
人間の常在菌である「モラクセラ菌」が匂いの原因です。タオルは水分を拭き取る用途に使われますが、人間の皮膚の水分を拭き取ったときに、皮脂や角質がタオルに付着します。
この皮脂や角質をエサにして繁殖するのが、「モラクセラ菌」です。天日干しでは完全に死滅しませんので、タオルが濡れると皮脂をエサにしてまた繁殖します。
洗濯槽の汚れ
洗濯槽で発生している雑菌が匂いの原因となっている場合があります。湿度、温度、栄養が揃うとかなりの早さで雑菌が繁殖します。
水分や汗を含んだ洗濯物を長い時間洗濯槽に入れたままにすると、あっと今に雑菌が繁殖してしまいます。また風呂の残り湯を洗濯水として使う場合も、雑菌が増えやすくなります。雑菌対策としては、洗濯物を長時間入れたままにしない。風通しのいい状態を保つ、水道水を使う、等が挙げられます。
タオルのいやな匂いを取るつけ置きの方法3選
匂いの原因は「モラクセラ菌」のような雑菌にあることがわかりました。雑菌を無駄に増やさないことが匂い防止のために最も大事なことですが、タオルに匂いがついてしまったらどう除去したらいいのでしょうか。
以下、具体的にどのようにしてタオルの嫌な匂いを根本的に無くすのか、その方法を解説していきます。
匂いを除去するのに有効な方法はつけ置き洗いです。つけ置きにもいくつか方法がありますので、詳しく紹介していきたいと思います。
重曹につけ置き
重曹は水に溶けにくい性質があります。洗剤に混ぜて使うと洗濯機が壊れてしまう可能性がありますので注意しましょう。また、重曹はアルカリ性が弱いので通常の洗剤と同じように使うとあまり効果がありません。
油汚れに強い特性がありますので、黄ばみや皮脂汚れには効果的です。重曹を使う時は、油汚れや黄ばみを取るためにつけ置きで使いましょう。
重曹の特徴と使い方
重曹の成分は弱アルカリ性で、酸性の汚れに対して効果があります。汚れを落とす他に脱臭効果もあります。
水に溶けにくく発泡性がありますので、汚れを浮かせてしっかりと取ることができるのです。
重曹は100円ショップやホームセンター等で売られており、簡単に手に入れることができます。
以下、つけ置きの手順です
- つけ置き用の容器に40度~50度のお湯を入れます
- 重曹をしっかりと溶かします
- その中に30分~1時間程度つけ置きします
- その後通常通り洗濯します
通常の洗濯を行う前にお湯で溶かした重曹にしばらくつけることで、根本的な匂いを除去することができます。
熱湯でつけ置き
熱湯消毒はシンプルながらも高い効果を発揮する方法です。熱湯に通常の粉末石鹸を溶かしてつけ置くことがポイントで、温度はおおよそ60度以上に設定します。
温度が高いと汚れの溶解度が高まり、水に溶け出す量が増え、ステアリン酸などの脂肪酸が、強力な洗浄力を発揮します。
皮脂に含まれるトリグリセリドは通常の温度では個体として繊維の中に固着していますが、高温下だと、石けんによって乳化され、より確実に洗浄されます。
用意するもの
洗濯物に合わせた大きさのクーラーボックスと、厚めのゴミ袋を用意してください。クーラーボックスは、20リットルから50リットル程度でよろしいかと思います。
熱湯つけ置きの手順
1.バケツなどに60度以上の熱湯をくみ、粉石けんを溶かします
2.石けん水をゴミ袋に移し、洗濯物の量に合わせてお湯を調整します
3.ゴミ袋の口をゴム輪で閉じる
4 良く振って、洗濯物に十分浸透させます
5.クーラーボックスに袋を入れ、30分~数時間そのままにしておきます
6.時間が経過したら取り出して、念の為押し洗いやもみ洗いをします
7.最後に洗濯機で脱水とすすぎを念入りに行なって終了です
ちょっと大掛かりではありますが、これで根本的な匂いの除去は完璧に行えると思います。高温の石鹸水は脱脂力がとても強いのでかなりの洗浄効果がありますが、人間の肌には有害なので気をつけましょう。
漂白剤でつけ置き
たいていの汚れは重曹と熱湯つけ置きでなんとか落ちると思われますが、時間が経ってしまった油汚れや黄ばみには漂白剤を使うという方法もあります。
漂白剤には、液体型と粉末型があり、さらに酸化型と還元型の2つがあります。
酸化型は汚れと酸素を結びつける、還元型は汚れから酸素を奪い取る方法となっておりそれぞれ効果がことなります。
基本的につけ置きに使う漂白剤は粉末型です。
酸素型漂白剤を使いましょう
還元型や塩素型は漂白力が強すぎて白い洋服にしか使えません。生地を痛めたりする恐れがあるので、特別な事情を覗いて酸素型を使うことをオススメします。
用意するものは
- 粉末型漂白剤
- 洗濯物を入れる容器、クーラーボックス
- ゴム手袋
- 40度程度のぬるま湯
です。熱湯のつけ置きの項目で説明したようなクーラーボックスを使って保温をするのが最も効果的です。大げさで面倒に感じるようであれば、保温ができそうな容器でも問題ありません。
手順は、熱湯のつけ置きと同じです。すすぎと脱水が大事なので念入りに行いましょう。
お手軽にタオルの匂いを取る方法2選
忙しくて洗濯に手間をかけている時間がない!という方には比較的カンタンな方法を紹介します。
コインランドリーを使う
最もポピュラーで手堅く脱臭をしたい場合はコインランドリーに限ります。
基本的に洗濯から乾燥まで一貫して行い、最新式の設備により嫌な匂いが残ることはほぼありません。
料金は洗濯でおおよそ500円程度、乾燥は時間により変わります。1000円あればお釣りが帰ってくるイメージです。雨の日はどうしても嫌な匂いがついてしまいがちですが、コインランドリーを使えば匂い問題解消です。
コインランドリーのカフェ化
最近はコインランドリーが大きく進化しており、カフェやリラックススペースを併設しているところが増えてきました。洗濯する用事もないのについ行ってみたくなるコインランドリーもたくさんあります。
たまにはコインランドリーで洗濯してみるのもいいかもしれませんね。
アイロンを使う
アイロンの高温を利用して脱臭を行うという方法です。自宅でカンタンにできる方法ですが、先述した方法よりも効果は少々劣るかもしれません。
方法は、脱水が完了したタオルをアイロンで乾かすというものです。アイロン不可の生地もありますので、アイロンをかけるまえによく注意しましょう。
熱湯のつけ置きが最も効果的
いくつかつけ置きの方法を紹介してきましたが、最も効果的な方法は熱湯によるつけ置きです。
保温方法が少々大変ですが、匂いがどうしても取れないタオルには試して見る価値があると思います。お気に入りのタオルはいつもいい匂いをキープしておきたいものですね。
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