タオルの毛羽落ちの原因や対策方法をご紹介!タオルが糸抜けする原因は洗濯に?

タオルの毛羽落ちの原因や対策方法をご紹介!タオルが糸抜けする原因は洗濯に?

タオルは一度購入すると、長い間使うことになる日用品のひとつです。バスタオルやフェイスタオルは、家庭によっては1年2年変えずに使用し続けるところもあるのではないでしょうか。

短いスパンでは買い換えないタオルですが、長期間使っているとだんだん「毛羽落ち」が目立つようになります。しかし、やっぱりお気に入りのブランドのタオルや、ライブ会場で買ったグッズタオルなどはできるかぎり長く使いたいものですよね。

そこでこの記事では、タオルが毛羽落ちしてしまう原因や対策方法をご紹介いたします。毛羽落ちを予防して、お気に入りのタオルを長く使えるようにしましょう!

目次

「毛羽落ち」とは

「毛羽落ち」とは

ところで、「タオルが毛羽落ちする」とは具体的にどのような状態なのかご存知でしょうか。毛羽落ちとは、タオルで身体や髪、食器などを拭いているときにタオルの細く柔らかい毛が抜け落ち、付着することを指します。とりわけ、綿製タオルの繊維落ちに対して「毛羽落ち」と言われ、糸が落ちる場合は「糸抜け」と言われいます。

「毛羽立ち」との違いは?

似た言葉で、同じく布製品のトラブルに対して使われる言葉に「毛羽立ち」がありますよね。「毛羽立ち」とは、生地の表面がほかの衣類やモノとの摩擦のせいでほつれ、毛羽同士が絡まり合うことで、服やタオルの上で毛玉になっている状態を表します。

毛羽が抜け落ちれば「毛羽落ち」、毛玉になって付着したままであれば「毛羽立ち」となります。

ちなみに「毛羽立ち」が起きた場合は、毛玉を引きちぎるのではなく、丁寧にハサミでカットすることで、新しい毛玉が生まれにくくなりますよ。

タオルが毛羽落ちする主な原因

タオルが毛羽落ちする主な原因

タオルが毛羽落ちしてしまう主な原因は「摩擦」です。

その摩擦はタオル使用時のほか、洗濯の仕方そのものにも起因する可能性があるので、一度チェックしてみてくださいね。

柔軟剤が多すぎないか

摩擦を生み出す原因のひとつに、柔軟剤の入れすぎが考えられます。

柔軟剤は服を柔らかく、嗅いで心地のよい香りで包んでくれますが、使いすぎには注意が必要です。柔軟剤には界面活性剤が入っているため、繊維の表面に摩擦を起こしやすくします。表面がよく滑るせいで摩擦が起き、結果として布を傷めてしまうのですね。

毛羽落ちや糸抜けが多発する場合は、一度柔軟剤の量を見直してみましょう。

水分量が少なすぎないか

洗濯時の水分量も、毛羽落ちしやすくなるかどうかに関わってきます。

すすぎ洗いのときに水量が不十分だと、布同士が擦れ合って摩擦を生んでしまいます。近年では家庭単位で節水・節約が意識されるため、お風呂の残り湯を使ったり、水分量をできるかぎり少なくしたりする人も多いのではないでしょうか。

水分量が少なすぎると、水道代の節約にはなりますが、衣服やタオルを傷めすぎてしまうので、少し注意が必要です。

「叩き洗い」をされて痛んでいないか

近年ではドラム式洗濯機を選ぶ家庭も増加傾向にあります。ドラム式洗濯機は使い勝手がよく優れた電化製品ですが、衣服を叩き洗いしてしまうこともしばしば……。

床や机に零れた水分を軽く拭き取っただけのタオルなどは、毎回洗濯機にかけるのではなく、手洗いやもみ洗いをして手入れすることをおすすめします。

タオルの毛羽落ち対策とは?

タオルの毛羽落ち対策とは?

次にタオルの毛羽落ち対策をご紹介します。

毛羽落ちの原因に「洗濯時の扱い方」があることから、主に対策は洗濯のときに取ることになります。

洗濯の量と柔軟剤は増やしすぎない

1つ目の対策は、同時に洗濯する布製品を増やしすぎず、柔軟剤の量も控えめにすることです。布同士の摩擦を減らし、使用時に摩擦が起きる原因を減らすためにもっとも有効な手段がこの方法となります。

水分量を増やす

洗濯時の水分量を増やすことも有効的です。

「洗濯物が多いのでできるかぎりまとめて洗いたい」などの理由がある場合は、水分量をそれに合わせて増やすとよいでしょう。

洗濯機の水量は、洗濯物1kgに対して10Lほど入れるとよいそうです。ドラム式の場合は、少し少なめで7~9Lあたりが目安となります。ちなみに洗濯物の重さがわからないときは、洗濯物と一緒に体重計に乗り、あとから自分の体重を引けば簡単に求められます。

自分の体重が50kgで、洗濯物を持った際に54.1kgになっていたら、洗濯は4.1kgとなります。

洗濯が終わったらすぐに干す

また洗濯が終わったら洗濯槽のなかにずっと放置せず、できるかぎり早めに干すと、タオルの持ちがよくなります。干すときは風通しのよいところを選びましょう。

ネットを使用する

ほかの衣類との摩擦を避けるために洗濯ネットに入れて洗濯したり、くず取りネットを使用したりする方法もおすすめです。近年では百円ショップでもお手頃価格でくず取りネットが販売されています。気になる人は一度チェックしてみてくださいね。

毛羽落ちしにくい素材はあるの?

タオルには毛羽落ちがつきものです。タオルは織物であるため、完全に毛羽落ちを防ぐのは難しいでしょう。しかし、織り方や素材しだいでは、毛羽落ちしづらく、長持ちするものもあります。

毛羽落ちしづらいタオルで代表的なものは、撚りがよく締まった固めのタオルやパイルのないガーゼタオルなどが挙げられます。

「撚りが締まったタオル」とは

毛羽落ちしづらいタオルのひとつに挙げた「撚り(より)がよく締まった片目のタオル」ですが、これはどういう意味なのでしょうか。通常、タオルなどには、撚りがかかった糸が使われています。つまり「撚り」とはねじり合わせることを指しており、撚りが締まった糸とは、ねじり合わせが強固なものを差しています。

ねじられた糸、「撚糸(ねんし)」が使われるのには、生糸や綿のように1本1本では繊細すぎてぼろぼろになりやすい天然繊維の糸を補強するためなどの理由がありました。1本では弱い糸も、何本か束にして撚ってしまえば、丈夫に使えるというわけですね。

この「撚り」が甘いタオルは、その分千切れた糸が出やすく、使用していくうちにほつれやすくなっていきます。

ガーゼタオルは毛羽落ちしづらい!

ガーゼ生地のタオルも毛羽落ちしづらいことで人気です。

ガーゼとは、細いコットンを漂白して粗めの平織りにした柔らかい布のことを指します。日本語では「綿紗(めんしゃ)」と呼ばれています。ガーゼのタオルは通気性がよく、水分をよく吸収するため、汗を拭ったり食器を拭いたりするのに最適。乾くのも早く、軽い素材で場所を取らないため使い勝手にも申し分ありません。

毛羽落ちしやすいパイル織りのタオル

撚りの甘いタオルのほかに、パイル織りのタオルも毛羽落ちしやすい構造をしています。パイル織りとは、添毛織り(てんもうおり)とも呼ばれ、布生地の表面にパイル(ループ)を出した織物です。パイルが長い製品の多いタオルは、洗濯や使用中の摩擦によってパイル糸から短い繊維が落ちやすくなっています。肌触りの柔らかいパイル織りのタオルはとくに毛羽落ちしやすくなっています。

新品のタオルは毛羽落ちしやすい

タオルの毛羽落ちを防ぐ方法をいくつかご紹介しましたが、やはり新品のタオルはどうしても毛羽落ちしやすいものです。タオルの製造過程で取り切れなかった糸くずや毛羽が落ちることもあるからです。それに加え、新しいタオルは古いものにくらべて繊維がぎっしりと詰まっていますよね。そのため、必然的に糸くずが落ちる量も多くなるのです。毛量の多い猫や犬の抜け毛が必然的に多くなるのと少し似ていますよね。

3、4回洗濯を繰り返すと、自然と毛羽落ちも落ち着いてくることでしょう。しかし、数度洗濯したにもかかわらず、多くの毛羽が落ちるときは洗濯の仕方に原因があるかもしれません。その際は、ぜひ当記事でご紹介した対策を試してみてくださいね。

毛羽落ちしにくいオリジナルタオルのご紹介

オリジナルプリントの専門店『TMIX』では、さまざまなサイズ・素材のタオルをご用意しています。TMIXでは、フェイスタオルのほかにスポーツタオルやバスタオルなどを取り扱っているので、多くのシーンでご利用していただくことができます。

プリントする絵柄は、社名やイベント名などのロゴはもちろんのこと、おしゃれにワンポイントイラストを入れたり、タオル全体に大きく絵柄を印刷したりする全面プリントにも対応しています。

プリント方法はタオル全面に絵柄を印刷できる昇華転写プリントのほかに、くっきりと色鮮やかな印刷が特徴的なインクジェットプリントも選べるのでチェックしてみてくださいね。

友だちや親戚の誕生日やお祝い事にもピッタリなオリジナルタオル。イラストレーション用のソフトウェアがなくても、TMIXのデザインエディタでなら1枚から簡単に製作できますよ。

TMIXでオリジナルタオルを作ってみる


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