手ぬぐいとタオルの5つの違いとは?用途に合わせて使い分けるのがおすすめ!

手ぬぐいとタオルの5つの違いとは?用途に合わせて使い分けるのがおすすめ!

手ぬぐいとタオルは綿から作られて、水分を拭くという目的は同じです。しかし、吸水性や速乾性、生地の厚さなど異なる部分がたくさんあります。そして、特徴の違いを理解したうえで、手ぬぐいとタオルを使い分けるのが賢明です。手ぬぐいブームもありますが、きちんと強みと弱点を知ってから、どちらを使うのか決めるようにしましょう。

目次

手ぬぐいとタオルの5つの違い

手ぬぐいとタオルの5つの違い

手ぬぐいとタオルの原材料は綿です。素材は同じですが、織り方が異なります。そして織り方の違いが、吸水性やサイズなどの違いを生み出すのです。さっそく、手ぬぐいとタオルの違いを解説します。

1:織り方

手ぬぐいは平織りされた綿の布のことであり、タオルはタオル地からできた布のことです。

まずは手ぬぐいの織り方「平織り」から見ていきましょう。

平織りとは手ぬぐいの基本の織り方であり、経糸と緯糸を交互に織る方法です。2種類の糸が交互に編まれるので、摩擦に強く耐久性に優れた仕上がりになります。また糸と糸の間に空間が生まれるので、通気性も良いです。一方、伸縮性は出ません。

平織りは手ぬぐいのほか、オックスフォードシャツの生地にも使用されます。確かに、手ぬぐいとオックスフォードシャツの生地の風合いは似ていますよね。

タオルの基本の織り方は「パイル地」です。ループ(輪っか)ができるように織ったものがパイル地と呼ばれます。ループが長いほどふわふわの肌触りとなりますが、毛羽が飛び出るなど耐久性が弱くなるのです。

簡単に手ぬぐいとタオルの織り方の違いをまとめると次の通りになります。

・手ぬぐいは縦と横にクロスするよう糸を織っているため平面生地

・タオルはループができるように織っているため生地が盛り上がっている

2:速乾性と吸水性

手ぬぐいとタオルの機能面での大きな違いは、吸水性と速乾性です。

手ぬぐいは縦横交互に糸が編まれているので、無数の小さな隙間があり、通気性に優れています。さらに手ぬぐいは布の端が切りっぱなしで処理されていません。そうすることで、水分が端からポトポトと流れ落ちるので、乾くのが早くなっているのです。

入浴後の水分を手ぬぐいでふき取ったとしても、固く絞って干せばあっという間に乾きます。また、雑菌の繁殖を抑えられるので衛生的でしょう。

タオルは糸がループ状になっているので、肌触りが柔らかく吸水性が高いです。例えば、手ぬぐいで身体を拭くとき、何度も拭いては絞るを繰り返さなければいけません。一方、タオルなら絞ることなく、頭から体まで拭ききれます。

水分をたっぷり吸収するぶん、乾くのは遅いです。濡れたまま放置すると、雑菌が繁殖するので、タオルは頻繁に洗濯する必要があります。

まとめると、以下の通りになります。

・手ぬぐいは速乾性に優れているものの、肌触りと吸水性がいまいち

・タオルは肌触りと吸水性に優れているものの、速乾性と衛生面がいまいち

3:サイズ

手ぬぐいのサイズは横長で、生地が薄いのが特徴です。基本的なサイズは、長さ90㎝×巾34~36㎝となります。一般的なタオルよりも横長で、農作業や剣道の被り物として活用されることが多いです。

一方、タオルのサイズは豊富です。ハンカチのように小さなタオルがあれば、マフラータオルという横幅110㎝にもなるタオルもあるのです。

サイズ面での大きな違いは、厚さでしょう。タオルの場合、どんなにサイズが小さくても、折りたたむと少し厚みが出ます。手ぬぐいの場合は、折りたたんでもハンカチ程度の厚みしか出ないのです。

4:種類の豊富さ

手ぬぐいの種類は2種類のみ。

1つ目が「総理・文生地」です。太めの糸で製作された生地で、ざらりと硬い感触があります。通気性や吸水性に優れているので、ハンカチやキッチンタオルなどの掃除タオル、スポーツタオル代わりとして人気です。

2つ目が「岡・特岡生地」。細い糸で作られているため、滑らかで柔らかい手触りが特徴です。染料のノリが良く、色鮮やかな仕上がりになります。そのぶん価格は少々高めで、文生地と比べると耐久性も弱いです。したがって、プレゼントやインテリア雑貨として使うのがおすすめ。

一方、タオルの種類はここでは挙げられないほどたくさんあります。種類別だとバスタオルやフェイスタオル、スポーツタオル、ハンカチタオルなど。細かく素材で見れば、さらに種類は豊富。定番の綿から片面ポリエステル、マイクロファイバーなど。

種類が豊富ということは、あなたの目的に合ったタオルを見つけやすいということ。種類の豊富さで言えば、手ぬぐいはタオルに勝てません。

5:耐久性

手ぬぐいとタオルは耐久性の面で大きな違いはありません。ただ、どちらかといえば手ぬぐいの方が耐久性は高いです。

肌触りがふわふわのタオルは、表面のループが長くなっています。ループが長いほど柔らかな肌触りになりますが、パイルがひっかかることもあるのです。パイルが抜けた場合は、すぐにハサミで根元から切りましょう。

手ぬぐいは耐久性の高い平織りで作られるうえ、ループがありません。使い込むほど柔らかな風合いになるため、よく「自分好みの手ぬぐいを育てる」とも言われます。

手ぬぐいとタオルは用途によって使い分けるのがおすすめ!

手ぬぐいとタオルは用途によって使い分けるのがおすすめ!

手ぬぐいとタオルの違いを見てきました。どっちもメリットがあれば、デメリットもありましたね。そこで使用用途に応じて、手ぬぐいとタオルを使い分けるのをおすすめします。ここからは、手ぬぐいとタオルのおすすめの使用用途を紹介します。

さっと水分を拭きたいときは手ぬぐいがおすすめ

手ぬぐいの魅力は、薄くて速乾性が高いことです。折りたたんでもハンカチ程度の厚さなので、カバンの中でかさばりません。そして、たっぷり水分を吸っても、すぐに乾きます。この特徴を考えると、こまめに汗をぬぐう夏のハンカチ代わりに使うのがおすすめです。

また、ランニングや登山にも手ぬぐいは使われます。特に登山家にはタオルよりも手ぬぐいが愛用されています。その理由はコンパクトですぐ乾くこともありますが、他にも様々な用途で使えるからです。例えば、手ぬぐいは包帯代わりや食材携行、鍋掴みなどにも使えます。

夏の外出時やランニング・登山、キッチンタオルなど水分を拭く頻度が高くて、すぐに乾いてほしいシチュエーションでは手ぬぐいが大活躍します。

肌触りや吸水性にこだわるならタオルがおすすめ

タオルは肌についたまとまった水分を拭くときにおすすめです。たとえば、朝の洗顔時や入浴後は手ぬぐいよりもタオルがいいでしょう。手ぬぐいでも拭けますが、何度も絞って水分を取り除くのは面倒です。

その点タオルは肌に当てるだけで、たっぷり水分を吸収してくれ、絞る必要もありません。有名な今治タオルは、水に浮かべて5秒以内に沈むほど、吸水性に優れているのですよ。短い時間で水分を拭き取りたい時に、タオルはぴったりなのです。

また、こまめに汗を拭かないスポーツでは、タオルの方がおすすめ。サッカーや野球、バスケット、ダンスなどはプレー中に汗を拭きませんよね。休憩中やスポーツの後に素早く汗をふき取るのなら、タオルが便利です。

手ぬぐいに負けない鮮やかなデザインのタオルを作る方法をご存知ですか?

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まとめ

手ぬぐいとタオルの違いについて解説いたしました。大切なポイントをもう一度まとめましょう。

・手ぬぐい:速乾性が高くて持ち運びに便利

・タオル:吸水性が高くて肌触りが良い

この特徴の違いに気を付けて、どちらを使用するか決めるといいですね。基本的には、登山や夏の外出時には手ぬぐい、自宅やスポーツ後にはタオルがおすすめです。

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