タオルの臭いには重曹つけ置き洗いが有効!臭う理由と対策を解説

タオルの臭いには重曹つけ置き洗いが有効!臭う理由と対策を解説

洗ったはずなのに、「タオルが臭う」という経験をした人も多いのではないでしょうか?

結論を先にいうと、タオルのイヤな臭いには重曹のつけ置きが有効です。

しかし、間違った方法を試してしまうと思ったほど効果が得られないことも…

そこで今回は、重曹のつけ置き洗いするときの正しい方法をはじめ、臭いの原因や対策などもご紹介します。

当ページでご紹介する方法なら、タオルへの負担を抑えつつ臭いが取れるようになります。

ぜひ、実践してみてください。

目次

タオルの臭いには【重曹のつけ置き洗い】がおすすめ

タオルの臭いには【重曹のつけ置き洗い】がおすすめ

タオルのイヤな臭いには、重曹のつけ置き洗いをおすすめします。

具体的な手順は、以下のとおりです。

  • 洗面器などの容器と重曹を用意する
  • 40~50℃のお湯を容器へ入れる
  • お湯10リットルに対して大さじ1の重曹を入れる
  • 重曹を混ぜて溶かす
  • タオルを30~1時間ほど浸す
  • 洗濯して風通しの良い場所で干す

臭い消しに重曹を使うことで、生地へのダメージを軽減することができます。

次は、タオルの臭いの原因は一体何なのか説明していきます。

タオルが臭う原因

タオルが臭う原因

生乾きのような悪臭を発する原因は、「モラクセラ菌」という雑菌です。

モラクセラ菌は人や動物の粘膜に常在する菌であり、2011年に花王と愛知学院大学の河村好章教授が不快な臭いの原因であることを特定しました。

参照:https://www.nikkei.com/article/DGXNASGG2800A_Z10C11A6TJM000/

 

皮脂やタンパク質などをエサとしていて、増殖するほど臭いは酷くなってしまいます。

 

湿気を好むので、タオルを使って水分を吸収したあとや洗濯物が乾ききっていないときには、雑菌が増えて臭いを発するのです。

つまり、タオルに限らず悪臭を抑えるならモラクセラ菌の増殖を防ぐ必要があります。

では、なぜ重曹がタオルのイヤな臭いに効果があるのか、次で詳しく説明します。

重曹がタオルのイヤな臭いに効果的な理由

重曹は、酸性の汚れに強い「弱アルカリ性」だからです。

つまり、イヤな臭いの原因が皮脂や油汚れなら高い殺菌効果を発揮します。

皮脂などの酸性の汚れなのに、上記の方法でも臭いが取れないなら「煮洗い」をおすすめします。

モラクセラ菌は、60℃以上の温度では増殖しないことが判明しているからです。

参照:http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20170614/index.html

 

手順は、以下のとおりです。

 

  • 鍋の中に水を入れて沸騰させる
  • 大さじ2杯の重曹を加える
  • タオルを入れて弱火で20~30分ほど煮る
  • タオルを冷まして水ですすぐ
  • 洗濯機で洗って風通しの良い場所で干す

熱湯にも殺菌作用があるので、重曹との相乗効果が期待できます。

次は、重曹のつけ置き洗いや煮洗い以外には、どんな方法があるのかご紹介します。

重曹を使った洗い方以外に効果のある5つの方法

重曹を使った洗い方以外に効果のある5つの方法

タオルの臭い取りには、重曹を使う以外に5つの方法があります。

  • 部屋干し用の洗剤で洗濯する
  • 重曹ではなくクエン酸を使用する
  • 漂白剤で洗う
  • 天日干しする
  • 「タンブラー乾燥」でタオルを乾かす

下記から、詳しくみていきましょう。

重曹以外の方法①:部屋干し用の洗剤を使う

部屋干しする際には、部屋干し用洗剤をおすすめします。

部屋干し用洗剤には、通常の洗剤と比べて抗菌成分が多く配合されているからです。

そもそも部屋干しは乾燥時間が長い(=湿った時間が長い)ので、洗濯後に残った菌が繁殖しやすくなります。

部屋干し用洗剤で洗濯して菌を減らしておけば、乾燥に時間がかかっても増殖を抑えられるのです。

ただし、部屋干し用洗剤には漂白剤も含まれているため、濃色のタオルなど色落ちしやすいものには避けておきましょう。

重曹以外の方法②:重曹ではなくクエン酸を使用する

「カビ臭さ」については、クエン酸や酢で洗うことをおすすめします。

クエン酸は酸性なので、アルカリ性の汚れに強いという性質があります。

重曹とは違う性質なので、重曹で効果のない汚れに対して有効です。

方法は簡単で、洗剤の代わりにクエン酸や酢を入れて洗濯するだけです。(分量は洗剤と同じ)

ただし、重曹とクエン酸を混ぜて洗濯する方法はおすすめしません。

互いに効果を打ち消してしまうため、かえって臭いが取れない可能性があるからです。

参照:https://www.youtube.com/watch?v=juNgoJ3JHI8

洗濯槽などの「カビ臭」がタオルに移った場合には、重曹ではなくクエン酸を使って洗濯しましょう。

重曹以外の方法③:漂白剤で洗う

重曹やクエン酸よりも強力な効果を得るなら、漂白剤を使いましょう。

漂白剤には「酸素系」と「塩素系」のものがありますが、以下の違いがあります。

  • 酸素系漂白剤:粉末が弱アルカリ性、液体が弱酸性
  • 塩素系漂白剤:アルカリ性

色のついたタオルには酸素系漂白剤、白いタオルで頑固な臭いには塩素系漂白剤が効果的です。

手順は、以下のとおりです。

  • 容器に40~50℃のお湯を張る
  • 適量の漂白剤を溶かす
  • 20~40分ほどタオルを浸す
  • 水ですすいで洗濯機で洗う
  • 風通しの良い場所で干す

酸素系と塩素系の漂白剤は混ぜると危険なので、絶対に混ぜないでください。

また、漂白剤は沸騰したお湯に入れると効果が弱くなるので、40~50℃の水温でつけ置きしましょう。

重曹以外の方法④:天日干しする

いつもと違う方法を試すのが面倒な人には、天日干しをおすすめします。

太陽の紫外線にも、殺菌効果があるからです。

ただし、長時間タオルを直射日光に当てると生地が固くなってしまいます。

試すなら1時間程度にとどめておいて、残りは風通しの良い日陰で干しましょう。

重曹以外の方法⑤:「タンブラー乾燥」でタオルを乾かす

熱による「型崩れ」や「縮み」の心配がないタオルなら、タンブラー乾燥がおすすめです。

コインランドリーに設置されていることが多いタンブラー乾燥機ですが、タオルに温風を当てるため殺菌効果があります。

回転しながら温風を当てるのでタオルのパイルが立ち上がり、ふっくらとした仕上がりになる点も魅力です。

ホテルで使われる業務用のタオルはタンブラー乾燥機で乾燥させるので、同じような上質感を味わうことができます。

【タオルのイヤな臭いを落とす方法(一覧表)】

使用するもの

効果のある汚れや臭い

洗い方の種類

重曹

酸性(皮脂、油)

つけ置き洗い、煮洗い

部屋干し用洗剤

生乾き臭

通常

クエン酸

アルカリ性(カビ臭)

通常

漂白剤(酸素系、塩素系)

酸性、アルカリ性

つけ置き洗い

なし(天日干し)

全般

洗濯後

タンブラー乾燥機

殺菌効果

洗濯後

タオルが臭いやすくなる2つの行動と予防方法

タオルが臭いやすくなる2つの行動と予防方法

タオルが臭いやすくなる主な行動は、以下の2つです。

  • タオルの保管方法が悪い
  • 洗い方や干し方が悪い

予防方法もあわせて、以下で説明していきます。

タオルが臭う原因①:タオルの保管方法が悪い

そもそも保管方法が悪いと、洗濯前に菌が増えてしまいます。

菌を増やしてしまう保管方法は、以下のとおりです。

  • 洗濯槽の中へ洗濯物を入れる
  • 洗濯槽のフタを閉める
  • 長期間洗濯物を放置する

洗濯後に菌を残さないようにするには、洗濯前に菌を増やさないようにする必要があります。

使用後のタオルや衣類にはすでに菌が付着していますが、上記のように取り扱うと洗濯前に菌を増殖させてしまうのです。

予防方法①:洗濯前に菌を増やさない

洗濯前に菌を増やさないようにする方法は、以下のとおりです。

  • 洗濯物は通気性の良いカゴへ入れる
  • 洗濯槽のフタは開けておく
  • 除菌・消臭スプレーを活用する
  • 洗濯物はこまめに洗う

洗濯槽はフタをすると湿度が高くなり、菌が繁殖しやすい環境を作ってしまうので注意が必要です。

洗濯物には衣類用の除菌・消臭スプレーをしてから保管することで、菌の増殖を防ぎます。

タオルが臭う原因②:洗い方や干し方が悪い

洗い方や干し方が悪いと、やはり菌を増殖させてしまいます。

以下は、洗い方や干し方の悪い例です。

  • 洗濯物を詰め込んで洗う
  • 部屋干しの仕方が悪い

詰め込み洗いをすると、「すすぎ」が十分に行われ菌が付着した洗剤が残ってしまいます。

部屋干しはそれ自体が悪いわけではなく、方法によっては乾燥に時間がかかって菌を増殖させてしまうのです。

予防方法②:乾燥までに菌を残さない

以下は、乾燥までに菌を残さないようにする方法です。

  • 詰め込み洗いをしない
  • すすぎは「水道水」で行う
  • 部屋干しは早く乾かす

洗濯物は詰め込みすぎないようにすることで、「すすぎ」が十分に行われて菌が残りにくくなります。

お風呂の残り湯を活用するときは、「すすぎ」の際に水道水を使いましょう。水道水を使うことで、菌が流れ落ちやすくなるからです。

部屋干しで早く洗濯物を乾かすためには、いくつかポイントがあります。

部屋干しで早くタオルを乾かすための3つのポイント

部屋干しで早くタオルを乾かすためのポイントは、以下の3つです。

  • 事前に乾燥機で乾燥させておく
  • 部屋の中央で干す
  • 扇風機や除湿器を活用する

低温で5分ほど乾燥機をかけておくことで、部屋干しの時間を短縮できます。

部屋の中央は部屋の中で最も風通しが良いので、タオルが早く乾きます。窓を開けて通気性を良くすしておくと、さらに効果的です。

早く乾燥させるには湿った空気と乾いた空気を交換する必要がありますが、扇風機や除湿器を使うことでスムーズに空気を交換できます。

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