刺繍入りTシャツを作成・自作する方法とポイント【2021年版】

刺繍入りTシャツを作成・自作する方法とポイント【2021年版】

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最近、人気の刺繍(ししゅう)入りのTシャツやトップス。

ベーシックなTシャツでも、ワンポイントがあるだけでかわいいし、自分で刺繍をすれば世界で1枚だけのオリジナルアイテムになりますよね。子どものTシャツに好きな食べ物や動物の刺繍をしたり、親子でお揃いの柄にしたりというのも素敵です。

でも、Tシャツは伸縮性のある生地なので、きれいに刺繍できるのか不安になりませんか?

そこで今回は、刺繍初心者の私がTシャツに刺繍してみた方法と、実際にしてみて気づいた注意点をご紹介します。

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目次

  1. 刺繍の図案ってどうやって探すの?
  2. 用意する物
  3. 実際にTシャツへ刺繍してみました
  4. 初心者用の刺繍キットってどんなものがあるの?
  5. 刺繍の図案や初心者用の刺繍キットを探した結果
  6. 自分でTシャツに刺繍をするメリットとデメリット
  7. 刺繍Tシャツの洗い方
  8. もっと簡単にオリジナルTシャツを作りたい!

刺繍の図案ってどうやって探すの?

Tシャツに刺繍を入れる時、まず悩むのが図案ではないでしょうか? 図案を探す方法は5つあります。

  • 刺繍本の中から好きな図案を探す
  • ウェブ(インターネット)で刺繍図案を探す
  • フリー画像を探す
  • 自分でイラストを描く
  • 初心者キットを使う

この中からTシャツに刺繍する図案を決めましょう。以下を参考にしてください。

出典:いちばんよくわかる 刺繍の基礎

出典:いちばんよくわかる 刺繍の基礎

刺繍の基礎とかわいい図案が掲載されています。ヨーロッパ刺繍、クロスステッチ、ビーズ刺繍など刺繍の種類も豊富で、きれいに刺繍するためのコツも載っています。

 

出典:ネームプレート

出典:ネームプレート

戸塚刺しゅう研究所の「FREE 図案レシピ・アイデアのご紹介♪」。アルファベットやワンポイント刺繍の図案があります。

 

出典:Birdies_and_flowers 1

出典:Birdies_and_flowers 1

海外の刺繍図案です。カラフルでかわいいですね。
ウェブで刺繍図案を探すときは「刺繍(刺しゅう) 無料 ダウンロード」などで検索すると見つけやすいですよ。ただ、日本のものはクロスステッチ図案(×印の縫い取りを布に並べることにより図案を表現する刺繍)が多いです。

刺繍図案ではなく、フリー画像を印刷して使ってもいいですね。「pixabay」なら著作権フリーなので安心です。もし、気に入った画像が見つからない場合は、自分でイラストを描くか、初心者用キットを使いましょう。

刺繍図案とは?

刺繍図案とは?
出典:Amazon

 

刺繍図案とは、刺繍を開始する前にいわゆるどういった刺繍にするかを図案としてトレーシングペーパーに描くものになります。いきなり刺繍を開始するよりも設計図があったほうがやりやすいですよね!
生地の上に複写紙とイラストなどを描いたトレーシングペーパーを載せて、トレーサーやインクの出ないボールペンなどを使ってなぞると生地に図案を写すことができてしまいます。

写した図案をなぞるように実際に刺繍することができます。刺繍本などの見本を見ながら刺繍するよりも、刺繍図案が生地にあることでズレがなくなりキレイに刺繍をすることができるのが利点です。特に初心者の方はトレーシングペーパーを使って刺繍図案を作り、生地へ写すところから始めるのがおすすめですよ♪

用意する物

刺繍をはじめるのに用意する物

刺繍枠

在庫がないお店や取り扱いがないお店もあります。手芸店で購入すると1,000円位するので、100均を3店まわって手に入れました!画像は直径約15.5cmの刺繍枠です。

刺繍糸

何色かセットになっているものが多く、1色だけのものはほとんどありませんでした。カラフルな刺繍にする場合は最初にデザインを考えて、どの色が必要か決めてから購入するほうがよさそうです。

刺繍針

刺繍糸を2本使う(2本取り)時は、刺繍針は7号です。7号が入っている刺繍針セットを選びましょう。

刺繍用下地シート

実は、「水で線が消える転写シート」というのを最初に使ってみたのですが、Tシャツに線を写すことができませんでした。(Tシャツの生地にもよると思います)転写できない時は「刺繍用下地シート」が便利です。

刺繍用下地シートは、プリンターでイラストを印刷できる下地シートです。もちろん自分で直接イラストを描いたり、イラストを写したりもできます。シール状なのでTシャツに貼ってその上から刺繍できるので便利ですよ。シートは水で溶けるようになっています。

実際にTシャツへ刺繍してみました

1. イラストと刺繍の準備

イラストと刺繍の準備

今回は、刺繍用下地シートに直接イラストを水性ペンで描きました。素朴な感じにしたかったのでフリーハンドです。油性ペンで描くと洗濯で線が消えないので注意してくださいね。

著作権フリーのイラストで気に入ったものを印刷する場合は、最初に普通紙に印刷してサイズを確認してからシートに印刷すると、シートが無駄になりません。

 

イラストの周り1cmくらいのところで、シートをカットしてからシールを剥がします

イラストの周り1cmくらいのところで、シートをカットしてからシールを剥がします。

 

Tシャツの刺繍したい位置にシートを貼って、刺繍枠をします。

Tシャツの刺繍したい位置にシートを貼って、刺繍枠をします。

2. いよいよ刺繍です!

まず、刺繍糸から2本、糸を取って針に通します。刺繍する時は玉結びを作らないで、Tシャツの裏に10cmほど残して刺繍を始めます。(刺繍が終わってから裏で始末します)今回は、基本的なステッチの「バック・ステッチ」と「サテン・ステッチ」で刺繍しました。
シール状の刺繍用下地シートの上から刺繍するので、針がベタベタするかと思いましたがそんなことはなく、生地が伸びにくくなるので刺繍しやすかったです。

■バック・ステッチ

本返し縫いと同じ要領で、バックしながら刺繍していきます。

本返し縫いと同じ要領で、バックしながら刺繍していきます。

■サテン・ステッチ

円の中を埋めるように糸の幅分ずつ、ずらして刺していきます。

円の中を埋めるように糸の幅分ずつ、ずらして刺していきます。

3. 糸の始末をします

刺繍が終わったらTシャツを裏返します

刺繍が終わったらTシャツを裏返します。最初に10cmほど残していた刺繍糸に針を通して、2cmほど縫い目の間を交差してから余分な糸をカットします。

4. 刺繍用下地シートを溶かす

刺繍用下地シートは、水に5分ほど浸した後、流水で優しくもみ洗いすると溶けていきます。

刺繍用下地シートは、水に5分ほど浸した後、流水で優しくもみ洗いすると溶けていきます。ヌルヌルしてから溶けて消える感じでした。全体的にはすぐ溶けたのですが、刺繍糸の真下は糸と絡んでいるので取れにくかったです。

5. ついに刺繍Tシャツの完成!

初めての刺繍が完成しました!

初めての刺繍が完成しました!が、糸の間隔と引き具合が均一にならなくて、ちょっと波打った感じになっています。。。

しかも下地シートが針で破れたところがあって、刺繍できていると思った幅よりも小さい幅になっていたところも。刺繍の種類を変えるとラインがきれいに出たかもしれません。

でも遠くから見ると(笑)かわいいです。

初心者用の刺繍キットってどんなものがあるの?

出典:22種のステッチをしっかりマスター 刺しゅう「はじめてさんのきほんのき」レッスンの会

出典:22種のステッチをしっかりマスター 刺しゅう「はじめてさんのきほんのき」レッスンの会

クチュリエの、刺繍を基本から練習できるキット。全6回で22種類のステッチをマスターできます。新しい趣味として始めるのにはおすすめですが「ちょっとTシャツに刺繍したい」という人にはもどかしいかも。

 

出典:クロスステッチスタートセット

出典:クロスステッチスタートセット

刺繍枠や針、刺しゅう糸に布までついたルシアンのスタートセット。イニシャルやワンポイント図案が載った説明書も入っています。ただ、クロスステッチはマス目を埋めるように刺繍していく方法なので、Tシャツに刺繍する時は「抜きキャンバス」というマス目状のシートが必要になります。

刺繍の図案や初心者用の刺繍キットを探した結果

初心者用キットを探してみたところ、クロスステッチのものが多かったです。刺繍の本を購入しようかとも思いましたが、今回はどんな感じになるのか試しに刺繍したかったので、キットや本は使わず100均で刺繍に必要な材料を揃えることにしました。

自分でTシャツに刺繍をするメリットとデメリット

刺繍自体は10分ほどでできたのですが、刺繍枠探しに時間がかかったり、転写シートでTシャツにイラストが写せなくて下地シートを買いに行ったりと、始めるまでが大変でした。
ただ、材料が100均ですべて揃うので、気軽に刺繍できました。

メリット

好きなデザインにできる
自分で好きなデザインの刺繍ができます。時間もかからないので、好きな時にすぐ作れるのも嬉しいです。

Tシャツの好きな場所にできる
襟元や袖、ポケットなど、好きな場所に刺繍できます。

好きなTシャツに刺繍できる
販売している刺繍入りTシャツは、Tシャツのデザインや素材が気に入らないこともありますが、自分で刺繍するなら気に入った形や素材のTシャツを選ぶことができます。

デメリット

デザインのバランスが難しい
刺繍してから着てみるとサイズや位置のバランスが悪かったなど、完成イメージがつかみにくいです。また、デザインを印刷する時は拡大や縮小が必要なものもあります。

生地によって刺繍しにくい
Tシャツでもいろいろな生地があるので、刺繍しにくいものもあります。薄手のTシャツだと、刺繍糸の裏の糸の渡し方まで透けてしまうことがあります。

刺繍できるデザインが限られる
凝ったデザインにすると刺繍が難しくなります。刺繍の本などなら刺繍方法もわかりますが、著作権フリーのデザインの場合は、自分でどのステッチにするのかも考えないといけません。

 

 

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刺繍Tシャツの洗い方

刺繍の入ったTシャツはそもそも洗うことができるのか?疑問をもったことや困ったことありませんか?
スポーツのユニフォームに入った刺繍は手で触っても分かるように硬いので丈夫なのが分かるかと思います。Tシャツに入った刺繍は比較的柔らかいので洗濯機に入れ洗ってしまうと糸がほどけてしまうのではないかと思ってしまいます。
プリントTシャツも同じですが洗い方を間違えなければ洗濯機を使って洗うことができます。もちろん手洗いのほうが衣類に優しいので良いのですが、中々そんな時間ないという方も多いはず!
ここからは洗濯機を使った洗い方手順をご紹介します。

手順1 洗濯表示を確認

手順1 洗濯表示を確認

これは刺繍入りTシャツに限らずですが、洗濯表示の記載は必ず確認するようにしましょう。洗濯表示に記載されている内容を守ることが衣類を守るために大切なことになります。

手順2 Tシャツを裏返しにする

手順2 Tシャツを裏返しにする

まず最初にTシャツを裏返しにします。裏返しにすることで表側の刺繍部分を洗濯機の摩擦から守ることができます。糸が引っかからずに刺繍部分を守るためですね!

手順3 洗濯ネットに入れる

手順3 洗濯ネットに入れる

手順2と同じ意味合いになりますが、刺繍Tシャツを裏返して洗濯機の摩擦から守ると同時に洗濯ネットに入れることで更に守りが強くなります。

手順4 洗剤は「中性洗剤」を使いましょう

手順4 洗剤は「中性洗剤」を使いましょう

洗濯用の洗剤には「蛍光剤」や「漂白剤」が入っているものがあります。白くするときに使う洗剤なので、刺繍Tシャツの糸の劣化や色落ちを防ぐために洗濯用の洗剤は中性洗剤を使いましょう。

手順5 洗濯機のコース

手順5 洗濯機のコース

ご家庭にある洗濯機には様々なコースがあるかと思います。普段の洗濯では「標準コース」や「時短コース」を使うことが多いかと思います。刺繍Tシャツの場合は「ドライコース」や「おしゃれ着コース」を選択してください。普通のコースよりも弱水流で優しく洗ってくれるので刺繍部分もTシャツの生地も傷みにくくなります。
ここで1点注意ですが脱水は洗濯機では行わずご自身の手で絞ることをおすすめします。洗濯機の脱水はどうしても摩擦が大きいため刺繍部分へのダメージがその分大きくなります。手で優しく絞れば摩擦から刺繍部分の痛みを防ぐことができます。

手順6 干し方

手順6 干し方

手で優しく絞ったら、素早くハンガーにかけて干します。干さずにしばらく放置してしまうとシワの原因になるので注意してください。
また、干すときは陰干しです。日光に当てたほうが早く乾かすことができますが、紫外線で刺繍部分の色が焼けてしまい元の色から変色してしまうことがあります。いわゆる色焼けと呼ばれるものですね!

もっと簡単にオリジナルTシャツを作りたい!

「刺繍をするのは面倒だけど、ワンポイント入りのオリジナルTシャツを作りたい!」そんな方には、TMIXの自作プリントTシャツをおすすめします。

TMIXなら、ウェブ上で簡単にデザインして注文することができるんです。しかも、デザインエディタは選んだTシャツが背景になって、その上でデザインや画像サイズを変更できるので、完成イメージがつかみやすいんです。イラストスタンプやテキストを入力するフォントも豊富に取り揃えています。デザインエディタは、iPhoneなどのスマートフォンにも対応しているのでぜひお試しください!

カメラのスタンプもご用意してます

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さらに、Tシャツも様々なラインナップをご用意しています。半袖TシャツだけでもドライメッシュTシャツお手頃TシャツVネックTシャツなど10種類!これなら気に入ったTシャツが見つかりそうですね!

デザインを考えるのが苦手な方は、無料のテンプレートやイラストもあります。

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