
刺繍入りのTシャツを自作したい!初心者の私がTシャツに刺繍した際のやり方と注意点

2017.10.02
最近、人気の刺繍(ししゅう)入りのTシャツやトップス。
ベーシックなTシャツでも、ワンポイントがあるだけでかわいいし、自分で刺繍をすれば世界で1枚だけのオリジナルアイテムになりますよね。子どものTシャツに好きな食べ物や動物の刺繍をしたり、親子でお揃いの柄にしたりというのも素敵です。
でも、Tシャツは伸縮性のある生地なので、きれいに刺繍できるのか不安になりませんか?
そこで今回は、刺繍初心者の私がTシャツに刺繍してみた方法と、実際にしてみて気づいた注意点をご紹介します。
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目次
- 刺繍の図案ってどうやって探すの?
- 初心者用の刺繍キットってどんなものがあるの?
- 刺繍の図案や初心者用の刺繍キットを探した結果
- 実際に刺繍してみました
- 自分でTシャツに刺繍をするメリットとデメリット
- もっと簡単にオリジナルTシャツを作りたい!
刺繍の図案ってどうやって探すの?
Tシャツに刺繍を入れる時、まず悩むのが図案ではないでしょうか? 図案を探す方法は5つあります。
- 刺繍本の中から好きな図案を探す
- ウェブ(インターネット)で刺繍図案を探す
- フリー画像を探す
- 自分でイラストを描く
- 初心者キットを使う
この中からTシャツに刺繍する図案を決めましょう。以下を参考にしてください。
出典:いちばんよくわかる 刺繍の基礎
刺繍の基礎とかわいい図案が掲載されています。ヨーロッパ刺繍、クロスステッチ、ビーズ刺繍など刺繍の種類も豊富で、きれいに刺繍するためのコツも載っています。
出典:ネームプレート
戸塚刺しゅう研究所の「FREE 図案レシピ・アイデアのご紹介♪」。アルファベットやワンポイント刺繍の図案があります。
出典:Birdies_and_flowers 1
海外の刺繍図案です。カラフルでかわいいですね。
ウェブで刺繍図案を探すときは「刺繍(刺しゅう) 無料 ダウンロード」などで検索すると見つけやすいですよ。ただ、日本のものはクロスステッチ図案(×印の縫い取りを布に並べることにより図案を表現する刺繍)が多いです。
刺繍図案ではなく、フリー画像を印刷して使ってもいいですね。「pixabay」なら著作権フリーなので安心です。もし、気に入った画像が見つからない場合は、自分でイラストを描くか、初心者用キットを使いましょう。
初心者用の刺繍キットってどんなものがあるの?
出典:22種のステッチをしっかりマスター 刺しゅう「はじめてさんのきほんのき」レッスンの会
クチュリエの、刺繍を基本から練習できるキット。全6回で22種類のステッチをマスターできます。新しい趣味として始めるのにはおすすめですが「ちょっとTシャツに刺繍したい」という人にはもどかしいかも。
出典:クロスステッチスタートセット
刺繍枠や針、刺しゅう糸に布までついたルシアンのスタートセット。イニシャルやワンポイント図案が載った説明書も入っています。ただ、クロスステッチはマス目を埋めるように刺繍していく方法なので、Tシャツに刺繍する時は「抜きキャンバス」というマス目状のシートが必要になります。
刺繍の図案や初心者用の刺繍キットを探した結果
初心者用キットを探してみたところ、クロスステッチのものが多かったです。刺繍の本を購入しようかとも思いましたが、今回はどんな感じになるのか試しに刺繍したかったので、キットや本は使わず100均で刺繍に必要な材料を揃えることにしました。
実際に刺繍してみました
1. 用意する物
刺繍枠
在庫がないお店や取り扱いがないお店もあります。手芸店で購入すると1,000円位するので、100均を3店まわって手に入れました!画像は直径約15.5cmの刺繍枠です。
刺繍糸
何色かセットになっているものが多く、1色だけのものはほとんどありませんでした。カラフルな刺繍にする場合は最初にデザインを考えて、どの色が必要か決めてから購入するほうがよさそうです。
刺繍針
刺繍糸を2本使う(2本取り)時は、刺繍針は7号です。7号が入っている刺繍針セットを選びましょう。
刺繍用下地シート
実は、「水で線が消える転写シート」というのを最初に使ってみたのですが、Tシャツに線を写すことができませんでした。(Tシャツの生地にもよると思います)転写できない時は「刺繍用下地シート」が便利です。
刺繍用下地シートは、プリンターでイラストを印刷できる下地シートです。もちろん自分で直接イラストを描いたり、イラストを写したりもできます。シール状なのでTシャツに貼ってその上から刺繍できるので便利ですよ。シートは水で溶けるようになっています。
2. イラストと刺繍の準備
今回は、刺繍用下地シートに直接イラストを水性ペンで描きました。素朴な感じにしたかったのでフリーハンドです。油性ペンで描くと洗濯で線が消えないので注意してくださいね。
著作権フリーのイラストで気に入ったものを印刷する場合は、最初に普通紙に印刷してサイズを確認してからシートに印刷すると、シートが無駄になりません。
イラストの周り1cmくらいのところで、シートをカットしてからシールを剥がします。
Tシャツの刺繍したい位置にシートを貼って、刺繍枠をします。
3. いよいよ刺繍です!
まず、刺繍糸から2本、糸を取って針に通します。刺繍する時は玉結びを作らないで、Tシャツの裏に10cmほど残して刺繍を始めます。(刺繍が終わってから裏で始末します)今回は、基本的なステッチの「バック・ステッチ」と「サテン・ステッチ」で刺繍しました。
シール状の刺繍用下地シートの上から刺繍するので、針がベタベタするかと思いましたがそんなことはなく、生地が伸びにくくなるので刺繍しやすかったです。
■バック・ステッチ
本返し縫いと同じ要領で、バックしながら刺繍していきます。
■サテン・ステッチ
円の中を埋めるように糸の幅分ずつ、ずらして刺していきます。
4. 糸の始末をします
刺繍が終わったらTシャツを裏返します。最初に10cmほど残していた刺繍糸に針を通して、2cmほど縫い目の間を交差してから余分な糸をカットします。
5. 刺繍用下地シートを溶かす
刺繍用下地シートは、水に5分ほど浸した後、流水で優しくもみ洗いすると溶けていきます。ヌルヌルしてから溶けて消える感じでした。全体的にはすぐ溶けたのですが、刺繍糸の真下は糸と絡んでいるので取れにくかったです。
6. ついに完成!
初めての刺繍が完成しました!が、糸の間隔と引き具合が均一にならなくて、ちょっと波打った感じになっています。。。
しかも下地シートが針で破れたところがあって、刺繍できていると思った幅よりも小さい幅になっていたところも。刺繍の種類を変えるとラインがきれいに出たかもしれません。
でも遠くから見ると(笑)かわいいです。
自分でTシャツに刺繍をするメリットとデメリット
刺繍自体は10分ほどでできたのですが、刺繍枠探しに時間がかかったり、転写シートでTシャツにイラストが写せなくて下地シートを買いに行ったりと、始めるまでが大変でした。
ただ、材料が100均ですべて揃うので、気軽に刺繍できました。
メリット
好きなデザインにできる
自分で好きなデザインの刺繍ができます。時間もかからないので、好きな時にすぐ作れるのも嬉しいです。
Tシャツの好きな場所にできる
襟元や袖、ポケットなど、好きな場所に刺繍できます。
好きなTシャツに刺繍できる
販売している刺繍入りTシャツは、Tシャツのデザインや素材が気に入らないこともありますが、自分で刺繍するなら気に入った形や素材のTシャツを選ぶことができます。
デメリット
デザインのバランスが難しい
刺繍してから着てみるとサイズや位置のバランスが悪かったなど、完成イメージがつかみにくいです。また、デザインを印刷する時は拡大や縮小が必要なものもあります。
生地によって刺繍しにくい
Tシャツでもいろいろな生地があるので、刺繍しにくいものもあります。薄手のTシャツだと、刺繍糸の裏の糸の渡し方まで透けてしまうことがあります。
刺繍できるデザインが限られる
凝ったデザインにすると刺繍が難しくなります。刺繍の本などなら刺繍方法もわかりますが、著作権フリーのデザインの場合は、自分でどのステッチにするのかも考えないといけません。
もっと簡単にオリジナルTシャツを作りたい!
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カメラのスタンプもご用意してます
さらに、Tシャツも様々なラインナップをご用意しています。半袖TシャツだけでもドライメッシュTシャツ、お手頃Tシャツ、VネックTシャツなど10種類!これなら気に入ったTシャツが見つかりそうですね!
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