凹んだ缶バッジの直し方

凹んだ缶バッジの直し方

大切にしていた缶バッジが凹んでしまった!知らないうちに凹んでいてショックを受けた経験はないでしょうか?
できるのならば、缶バッジについた凹みを直してきれいな状態に戻したい・・・そんな悩みを解決するために、自分でできる簡単な「凹んだ缶バッジの直し方」を解説します。缶バッジの構造や材質の特徴・凹みにくい保管方法、そしてあなた好みのオリジナル缶バッジの作り方も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

目次

缶バッジの材質と構造

缶バッジの材質と構造

凹んだ缶バッジを直す前に、缶バッジがどんな素材で作られてどのような構造になっているのか、知っておくと直す時の参考になります。
缶バッジの材質は、ブリキで作られているのが主流です。当時はブリキ製のバッジを「缶バッジ」と呼ぶようになりました。しかし、現在の缶バッジはブリキよりも、ほとんどが「スチール」や「アルミ」材が使われています。
缶バッジの表パーツの印刷は、缶バッジ本体ではなく台紙に印刷してその上にフィルムを重ね合わせるタイプが主流です。中には、アルミ材にイラストやロゴをレーザーマーカーで「マーキング彫刻」を施すタイプも製作されるようになってきています。それでは、缶バッジの素材と構造について見ていきましょう!

缶バッジの材質と特徴

缶バッジによく使われるブリキとスチール・アルミの3つの材質とその特徴について解説していきます。

ブリキ

ブリキは、柔らかくて加工しやすい素材で、塗装や印刷がしやすいため缶バッジのような雑貨に向いている金属です。
ブリキは、鉄や銅の金属にスズでメッキをしたもので、食品用の缶詰や油類・塗料・バケツなどの日用品によく使われています。比較的、表面のツヤが控えめなので、レトロな雰囲気が楽しめます。
しかし、素材が柔らかくて傷つきやすいのが原因で、サビが発生しやすく凹みやすいのがデメリット。耐久性に関してはあまり期待できないでしょう。

スチール

スチールは、ほかの金属に比べて重くて丈夫なため加工しやすい特徴があります。
ブリキやアルミに比べて「サビ」に強く、価格も比較的安いのがメリットです。最近のスチールは合金であることが多く、「防サビ剤」が施されているものが多いので、缶バッジには使いやすい素材と言えるでしょう。
しかし、熱によってゆがみや変形しすいのがデメリットです。夏場の車内や炎天下、ドライヤーのそばなど温度の高い場所では、変形する可能性があるので気を付けましょう。

アルミ

アルミは金属の中でも、特に軽く加工しやすい特徴があるので、缶詰や食品用アルミホイール・一円玉などの生活に密着した用途に使われています。
缶バッジとして使うには向いており、他の金属よりも強度が高く変形しにくいのがメリットです。毒性も少ないため、小さなお子様が扱う場合にも安全な素材と言えます。
アルミは鉄や銅のような金属と比べて重量も軽く柔らかいため加工しやすい特徴があります。熱伝導率が高いがゆえに、気温が高くなると影響を受けやすくなるため、夏場の車内や炎天下では熱くなりやすく火傷やケガの原因になるので注意が必要です。

缶バッジの構造

缶バッジの構造は、金属の表パーツと裏パーツのふち部分を圧力によって繋ぎ合わせる方法で作られています。そのため内部が空洞になっており、ちょっとした衝撃が加わると凹んでしまう可能性が大きいでしょう。
缶バッジの凹みを直すには、缶バッジを分解させて金属部分の裏側から押して直さなければなりません。缶バッジを分解して、また同じ形に繋ぎ合わせて完全修復させるのは、プロでなければ難しいでしょう。しかし、完全に修復することは難しいですが、ある程度の凹みが直せる方法はありますので、次の章でご紹介します。

凹んだ缶バッジの直し方

凹んだ缶バッジの直し方

上記の通り、缶バッジは、スチールやアルミ・ブリキなどの金属で作られており、それぞれの素材の特徴も理解できたのではないでしょうか?その特性を生かす凹んだ缶バッジの直し方には、温度差を活かしたり缶バッジの裏側から押してみたりと、いくつか方法があります。
それぞれの凹んだ缶バッジの直し方を、具体的にわかりやすく説明します。

缶バッジを温めて冷やす方法

缶バッジを温めてから急速に冷やすことで凹みを直す方法です。素材の特性を生かして、熱を加えることで膨張させて、その後急速に冷却させることで缶バッジの材質の応力で凹みを直します。熱する時は、「ドライヤーを使う方法」と「お湯につけて温める方法」があります。温まったら、「冷却スプレーを使う方法」と「氷水に浸す方法」があります。お湯や水に浸す方法は、缶バッジの印刷面が汚れたりサビを発生させたりする原因になるかもしれません。冷却スプレーの方が、おすすめですが缶バッジよりもお金がかかってしまう可能性があります。

この方法は、一般的には車のような大きいものに対する凹みを直す際によく使われますので、缶バッジのような小さい範囲では効果が期待できない可能性があります。
リスクを理解した上で試してみると良いでしょう。

缶バッジの裏側から棒などを使って直す方法

缶バッジが凹んでしまったときに、ある程度有効な方法としては、「表面を温めて裏から押すやり方」があります。表面のフィルムなどを傷めない範囲で温めたら、裏面のピン穴から「竹ぐし」や「綿棒」のような棒を差し込んで軽く押していきます。缶バッジの裏側の小さい穴から、竹ぐしや綿棒のような細くて柔らかい材質のものを使って缶バッジの凹みを押す方法です。具体的な直し方は以下の通りになります。

①綿棒の先を細く知るため斜めにカットし、缶バッジの裏側の穴に入りやすいように綿棒を曲げます。
②缶バッジを温めて、綿棒を缶バッジの裏から差し込んで凹み部分を押します。
手軽にできる方法ですが、へこみの場所によっては直りにくいのが難点です。
缶バッジを痛める負担が少ない修復法ですので、一度試してみることをおすすめします。

凹んだ缶バッジが直らない場合

凹んだ缶バッジが直らない場合

自分で凹んだ缶バッジを直そうとしても、上手くできなくて直らない場合は、修復できる業者に依頼するか、それともあきらめるしかありません。業者に直してもらう場合には注意が必要です。また、小さな凹みならばカバーして目立たなくする方法もあります。それぞれについて解説します。

業者に頼む

凹んだ缶バッジは直らないけれども、お気に入りの缶バッジなので、もとの状態に修復させたいと思ったら、修理してくれる業者を探す方法があります。
しかし、キャラクターなどの「著作権」や「商標権」が発生するロゴマークなどの場合は、修理してもらえません。法律に触れてしまいますので、完全なオリジナルのデザインのみなら修理可能です。

缶バッジカバーして凹みを目立たなくする

缶バッジ専用の「保護カバー」をすることで、缶バッジの凹みを目立たなくする方法です。
缶バッジ全てをまるごと覆うカバーではありませんが、透明でピンの部分はくりぬかれているので、カバーをしたままバッグや衣服などに装着ができます。また、カバーに花柄やホログラム加工がしているものもあります。カバーするということだけでなく、装飾することで缶バッジの凹みが目立たなく魅力的に見せることが可能です。
100円ショップやファンシーショップ、ネット通販でいろんなタイプやサイズが販売されていますのでお気に入りの缶バッジカバーを探してみましょう。個別のカバーやホルダー・チャック付きのビニール袋などで、缶バッジを1つずつ保護することで凹みからも防げますのでおすすめです。

凹みにくい保管方法

凹みにくい保管方法

缶バッジを保管するにも凹みやキズから守る方法があります。
上記のように、缶バッジの保護カバーで守ることもできますが、保存した時に数量が多いために干渉しあってキズや凹みができてしまっては悲しいですよね。100円ショップでも手軽なタイプが購入できますが、ネット通販では缶バッジ専用ファイルやケース・ボックスなど丁寧に保管して収納できるタイプが豊富です。

缶バッジ専用クリアファイル

缶バッジ専用クリアファイル

引用元:Amazon

缶バッジ専用のクリアファイルを使うことで保管して収納できます。1つずつ収納できるポケットでふたが付いているので、逆さにしても落ちないので安心して保管できます。また、缶バッジ収納ファイルホルダーで缶バッジの収納ポケットが増やせるタイプも出ていますので、これからもっと増やしていきたい人にはおすすめです。

缶バッジ専用ケース

缶バッジ専用ケース

引用元:Amazon

缶バッジを専用ケースに保管する方法で、重ねることができるものや取手のあるタイプなど、さまざまな種類があります。少量から大容量が収納できるものもあり、探しやすく整理整頓しやすいのがメリットです。

缶バッジ専用収納ボックス

缶バッジ専用収納ボックス

引用元:Amazon

組み立てボックス式で仕切りが付属されており、缶バッジをサイズに合わせて並べて収納できます。缶バッジの間にプチプチの梱包材をかさんでおくと、缶バッジ同士がこすれないのでキズや凹みから守れます。缶バッジをあまり出し入れせず、増えてしまった缶バッジをしっかりと保管したい人にはおすすめです。

まとめ

今回は、凹んだ缶バッジの簡単な直し方を紹介しました。缶バッジは素材の特徴や構造上から、凹みを元に戻す作業は難しいことがわかったことと思います。小さな凹みなら金属の特性を生かして、修復の方法を試してみると良いでしょう。缶バッジを長持ちさせたいのならば、保管する時でも凹まないように気を付けて収納するアイテムを利用してもいいですね。
缶バッジの凹みの直し方がわかったならば、今度は自分好みのオリジナル缶バッジ作りに挑戦してみてはいかがでしょうか?TMIXなら、オリジナルデザインの缶バッジを簡単に作成することができますよ!TMIX独自のデザインエディタなら専用のデザインツールがなくてもパソコン、スマートフォンでサイト上でデザインが作れるのでおすすめですよ♪

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