実際どうなの?ステンシルでTシャツを自作してわかったメリットとデメリット
手持ちのアイテムが簡単にオリジナルアイテムになると人気の、ステンシル。
自分でTシャツにフォントなどをプリントできると嬉しいですよね。しかも型は繰り返し使えるので手軽にお揃いアイテムも作れます。ただ、市販のステンシルプレートは気に入ったデザインがなかったり、サイズがあわなかったりすることも。
「Tシャツにオリジナリティのあるステンシルをしたい!」
そんなときはステンシル型を自作してみましょう!今回は、私が初めてステンシルでTシャツを自作してみた手順と、注意した方がいい点をご紹介します。
目次
ところで、ステンシルって何?
ステンシルは、フォントやイラスト、数字などを切り抜いた型を紙や布にあて、絵の具やインクを使って柄をつける孔版技法です。販売されているステンシル型は下記の3種類あり、布以外にもステンシルできます。
- メタルプレート:頑丈で繰り返し使えるが高価。
- プラスチック:曲がるので曲面のステンシルがやりやすい。
- ペーパー:紙にオイルコートした型で低価格。耐久性は低い。
今回は、ステンシルTシャツを安く作りたかったので、自宅にあった布用インクと100均アイテムを使って自作することにしました。
実際にステンシルTシャツを自作してみました!
1. 用意する物
ステンシル用カッティングシート(100均)
A4サイズの半透明のカッティングシートです。クリアホルダーでも代用可。
ステンシル用スポンジ(100均)
ステンシルはポンポンと叩きながら色をつけていくので、専用のスポンジがあれば便利です。メラミンスポンジなどでも代用できます。
カッター
デザインナイフが切りやすいです。100均の工作コーナーなどにも置いています。
布用インク
今回は、手持ちの布用インク(100g 540円)を使いました。
のりスプレー(100均)
Tシャツにカッティングシートで作った型をのせるときに使うと、インクがにじみにくくなります。
マスキングテープ
イラストやフォントをシートに写すときやカットするときに使います。
カッティングマット
型をカッターでカットするときに使います。新聞紙や段ボールなどを使ってもOK。
2. イラストとフォントの準備
イラストは著作権フリーのpixabayからヘッドフォンを選びました。文字はWindows10の標準フォント「Segoe UI Black」(サイズ72)です。エクセルで配置やサイズ調整してから、A4の普通紙に印刷しました。
3. カッティングマットに印刷した用紙を貼る
カッティングマットに、印刷した用紙の四隅をマスキングテープで貼ります。
4. カッティングシートを重ねて貼る
3 でカッティングマットに貼った用紙の上に、カッティングシートを重ねて貼ります。
5.カッティングシートを切り抜く
カッティングシートの下に置いた印刷用紙のイラストやフォントが見えるので、カッターで少しずつカットしていきます。
残念ながら、ここでミスをしました!細い線を切り離してしまったのです。そしてフォントは…。
曲線がガタガタ。直線も波打っています…。うーん難しい!
とりあえず、イラストとフォントは全部カットできました。
6. カッティングシートの裏にのりスプレーをする
新聞紙の上に切り抜いたカッティングシートを裏返して、15~20cm離れた位置からのりスプレーをかけます。10秒ほどそのままおいて、のりをなじませました。
7. Tシャツにカッティングシートを貼る
Tシャツの上に、のりスプレーをしたカッティングシートを貼ります。イラストやフォント「O」の中など、切り離した部分も同じように貼っておきます。
8. 布用インクの準備をする
今回は、ボトルタイプの布用インクを使ったのでスプーンで少量取って、いらない瓶のフタをパレット代わりにしました。
※Tシャツは、インクが背中までつかないように、間に新聞紙かダンボールを挟みましょう。今回、忘れたので少しインクがついてしまいました(><)
9. インクをのせる
ステンシル用スポンジに布用インクをつけて、少しずつポンポンと叩くように塗っていきます。
塗る面積が多い部分は、どれだけつければいいのか悩むところ。
10. カッティングシートをはずす
塗り終わったら、そーっとカッティングシートをはずします。のりスプレーしていましたが簡単にめくることができました。
切り離していた部分はピンセットや爪楊枝などではがします。
11. ついに完成!
はがし終わった直後です。にじみもほとんどなく塗ることができました。
が、自然乾燥すると…。
ヘッドフォンが色ムラになっていました。塗っているときは気づかなかっただけにショック!!塗る量を一定にすることが大切です。
この後、2分ほどアイロンをかけてついに完成です!のりスプレーをしたので心配でしたが、当て布をしてからアイロンをかけたので大丈夫でした。
1回洗濯してみましたが、布用インクを使ったので色落ちやひび割れはありませんでした!
ステンシル自作Tシャツのメリット、デメリット
ステンシルTシャツを自作して大変だったのは、やはりカッティングシートの切り抜きです。カーブや細かい部分が難しく、時間がかかりました。ただ、好きなデザインでオリジナルTシャツを作れたのは嬉しかったです。
ステンシルTシャツを自作する「メリット」
好きなデザインにできる
好きなイラストなどを配置して自由なデザインのTシャツが作れます。
お揃いにもできる
親子や、Tシャツとバッグなどのお揃いもできます。布用インクの色を変えて色違いにしたTシャツも作れます。
気軽に作れる
ステンシル用カッティングシート、ステンシル用スポンジ、カッター、のりスプレー、マスキングテープ、カッティングマットは100均にもありますし、布用インクも100均の「布用スタンプパッド」を代用すれば、700円ほどでステンシルができます。
Tシャツの好きな場所にできる
背中や袖など、Tシャツの前面だけではなく好きな場所にステンシルできます。
ステンシルTシャツを自作する「デメリット」
カッティングシートの切り抜きが大変…
切り抜くのに時間がかかります。また文字数が多い場合や細かいデザインは、ミスしやすいです。
フォントが限られる
曲線は特に切り抜きにくいので、使うフォントが限られます。
同じように色をつけるのが難しい
スポンジでポンポンと色をつけるので、強くつきすぎたりかすれたりすることがあります。
生地によって仕上がりが変わる
ストレッチが強い生地やポリエステル系の生地は、市販のプリントTシャツと比べてステンシル部分がはがれやすく色ムラになりやすいなど、ステンシルには不向きな場合があります。
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2017.10.03
更新:2020.12.15