ステンレスマグカップは直火可能?素材の特徴と併せて解説
登山やキャンプといったアウトドアの趣味を楽しむときに、ひとつあると役立つのがマグカップです。
中でもステンレスのマグカップは安価に購入できることから人気があり、定番とされています。
マグカップにはほかにもいろいろな素材のものがありますが、選ぶ際の重要な条件のひとつが「直火にかけても大丈夫か」という点でしょう。
今回はステンレスのマグカップについて、直火にかけられるのか、どんな使い方ができるのかといった基本的な疑問や、他の素材との違いといった特徴をまとめました。
マグカップ選びで悩んでしまったときには、ぜひ参考にしてみてください。
目次
- ステンレスのマグカップは直火にかけても大丈夫?
- ステンレスマグカップのメリット・デメリット
- 登山やキャンプで使えるマグカップにはほかにどんな素材がある?
- 直火よりデザイン重視!なときにはTMIXのオリジナルマグカップ
ステンレスのマグカップは直火にかけても大丈夫?
気軽な山歩きやバーベキュー程度では必要だと感じることはあまりありませんが、できるだけ荷物を減らしたい登山やキャンプでは、マグカップを持っていると重宝に感じることが多いでしょう。
中でもカップごと直火にかけられるタイプのものは利用用途が広く、人気があります。
では、登山やキャンプをする人には定番のステンレスのマグカップは、直火にかけることができるのでしょうか。
ステンレスマグカップは直火OKなのかどうかだけでなく、どんな使い方が適しているのか、注意点などもまとめました。
直火にかけられる?登山やキャンプでのステンレスマグカップの使い方
結論から言えば、ステンレスのマグカップは直火にかけて使うことができます。
もともとステンレスは鍋などにも使われている火に強い素材です。
登山やキャンプのときは、シングルバーナー(シングルストーブ)やアルコールストーブの上に置いて、
・お湯を沸かす
・飲み物を温める
・調理をする
といった用途に使用できます。
飲み物を楽しむだけでなく、大きなサイズのものを用意しておけばコッヘル(クッカーとも呼ばれる鍋に似た簡易的な調理道具)の代わりになりますので、ソロキャンプや単身での登山にはぴったりでしょう。
ステンレスマグカップを直火にかける際の注意点
ステンレス製のマグカップは基本的に直接火にかけることができますが、注意しておきたい点もいくつかあります。
利用する際は以下のようなところに気をつけておくと、不慮の事故を防ぐことができるでしょう。
①直火可能と書いていないものは自己責任で
ステンレスは直接火にかけることができますが、商品に「直火でも使用可能」と記載されていないものの場合は自己責任で行うことになります。
このようなマグカップを火にかけた場合、本体のステンレスが溶けたり穴が開いたりといったことは考えにくいですが
・火に当てた部分が変色する
・口をつける部分が熱くなりすぎてやけどの原因になる
・プリントされた文字や絵柄がはげる
・ハンダなどで接着されているタイプの取っ手は外れることがある
といったトラブルになる場合があります。
このような事態を想定した上で、取っ手はねじ止めなどで厳重につけられているものを選ぶと良いでしょう。
②二重構造のものは火にかけない
ステンレスのマグカップの中には、商品名や説明文に
・ダブル(ダブルウォール)
・二重構造
・真空
といった記載があるものがあります。
このようなタイプのカップは高温になると破裂する可能性がありますので、直火にかけることができません。
直火にかけられる旨の記載がないカップを自己責任で使用する場合は、必ずシングルウォール仕様のものを選ぶようにしましょう。
ステンレスマグカップのメリット・デメリット
マグカップを購入する際には、まずその素材の特徴を知って自分に合ったものを選ぶのが重要です。
ここからは、「直火でも利用できる」以外のステンレスマグカップのメリットとデメリットを見ていきましょう。
ステンレスマグカップのメリット
ステンレスのメリットは
・保温性能が高い
・熱を当てた部分以外が熱くなりにくい
・耐久性が高い
・比較的安価に購入できる
といった点が挙げられます。
ステンレスは熱伝導率が低いため、中に入れたものの温度をキープしやすいという性質があります。
そのため熱い飲み物を入れた程度ではカップ全体が熱くなることはなく、口元をやけどしにくいという点もメリットでしょう。
火にかけたり長く使ったりすると変色はするもののそれ以外の劣化は少なく、落としても破損しにくい耐久性の高さも魅力です。
金属製マグカップの中では比較的安価に購入できますので、定期的に買い替えたい人にも合っていると言えそうです。
ステンレスマグカップのデメリット
ステンレスの最大のデメリットは重さです。
少しでも荷物のウェイトを減らしたい登山などの場合には、この点がややネックになるでしょう。
使用場所のすぐ近くまで車で行けるようなキャンプやバーベキューであれば問題ありませんので、状況に応じて使い分けるのもおすすめです。
また、経年変化による変色も見られます。
自分が長く使いこんだ証として好ましく思う人もいますが、ずっと新品のようにきれいな状態にしておきたい人には向かない素材です。
登山やキャンプで使えるマグカップにはほかにどんな素材がある?
さて、ここまでステンレスのマグカップについて詳しく見てきましたが、マグカップに使われる素材にはステンレス以外にも陶磁器や木などさまざまなものがあります。
特に登山やキャンプで使う場合に候補となるのは、以下のようなものでしょう。
この中からお気に入りのものを選んだり、場合によって使うものを変えたりすることで、より楽しいアウトドアライフを過ごすことができます。
チタン
保温性と耐久性にすぐれているという点ではステンレスと変わりませんが、他の素材に比べて軽く扱いやすいのがチタンです。
荷物を軽量化したいときにはぴったりの素材ですので、登山をする人に向いています。
ステンレスと同じくダブル構造のものは直火にかけられませんが、火にかけられるものも多いのがメリットでしょう。
直火にかけるとその部分だけが「チタンブルー」という独特の色合いに変色しますが、それ以外の劣化はほぼありません。
熱伝導率が低いため内容物の温度を保ちやすく、金属の味やにおいもしませんので、飲み物や食べ物をおいしく楽しむことができます。
アルミ
安価なマグカップが欲しいのであれば、おすすめの素材がアルミです。
薄手で軽いものが多く持ち運びには便利ですが、熱伝導率が高いため、熱いものを入れるとカップ全体や取っ手が熱くなりやすいというデメリットもあります。
熱を加えても激しい劣化はしない素材ですが、直火使用可の記載がない場合に火にかけるのはやめておいたほうが良いでしょう。
チタンやステンレスと比べると耐久性がやや低く、落としたときに変形してしまったり、加工されていないものはサビなどの劣化が起こったりしやすいという難点もあります。
琺瑯(ホーロー)
金属の表面にガラス質のうわぐすりをコーティングしたものが琺瑯(ホーロー)です。
本来は直火にかけられる素材ですが、マグカップに使用されているような薄手の材質の場合は全体が熱くなりすぎてしまう場合があります。
直火不可のものは直接火にかけないほうが良いでしょう。
軽く持ち運びしやすいという特徴はあるものの、衝撃によってふちが欠けたりひびが入ったりすることもあり、耐久性を求める人には向きません。
カラフルな色やかわいらしい形のものが豊富に市販されていますので、簡易なキャンプやバーベキュー、ピクニックにはぴったりです。
プラスチック
経年劣化はするものの、価格が安く落としても割れにくいという特徴があるプラスチックのマグカップは、特に子供がいるときのキャンプにおすすめです。
さまざまなデザインや色のものから選べるのも、家族連れに向いています。
耐熱性がありませんので、直火にかけられないだけでなく暑い場所や火のそばに置いておくと変形や破損の可能性があります。
保温性能もほぼなく、極端に寒いときや暑いときの外遊びには他の素材を選ぶ方が良いかもしれません。
直火よりデザイン重視!そんなときはTMIXのオリジナルマグカップ
このようにマグカップには素材に応じてさまざまな特徴があります。
ステンレスの直火にかけられるという利点は大きいものの、やはり自分が気に入ったデザインのものを使いたいという人も多いでしょう。
そんなときは、自分の好みの素材やデザインでオリジナルマグカップを作ってしまうのもひとつの方法です。
弊社TMIXでは、磁器でできたカラープリントができるものやステンレス素材でシルクスクリーンプリントができるものなど、さまざまなマグカップを取り扱っております。
オリジナルの絵や写真を専用のデザインエディタに取り込めば、簡単に好みのオリジナルマグカップが作れるのがポイント。
最低発注数は商品によって変わりますが、1個から注文できるものや複数個の購入で割引になるものもあります。
注文から配送までは通常3日と「今すぐほしい!」というニーズにも対応できます。
お気に入りのマグカップとともにお出かけがしたいときは、ぜひ検討してみてください。
2020.11.19
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