キャップや帽子の上手な洗い方!お手入れのコツや注意点をご紹介!
キャップや帽子の洗い方ってご存知でしょうか?直接髪や肌に触れるキャップは、スタイリング剤や化粧などで意外と汚れやすいものです。
でも、洗い方の手順や注意点が分からず、洗濯が後回しになっちゃうことも少なくないハズ。
今回は、帽子の洗い方はもちろん、型崩れしない方法やキャップのお手入れのコツまで、幅広く丁寧にお伝えしていきます。
一度覚えれば、お気に入りのキャップを長く使うことができますので、実際に洗い方を試しながら、覚えていって下さい。
目次
洗える帽子と洗えない帽子の見分け方
キャップや帽子の洗い方を覚える前に、まずは自宅で洗濯ができるかどうかの確認をすることが大切です。
素材や染色方法、シルエットなど、繊細に扱う必要のあるキャップも最近はとっても多いんです。
愛着あるキャップの雰囲気をそのままに、綺麗に保つために見分け方を確認していきます。
キャップや帽子が洗えるものか確認するために、洗濯前に、3つのポイントをチェックしましょう。
①洗濯表示タグ
キャップの裏側についている洗濯表示タグは、キャップの取り扱い方が書いてある便利なタグ。
キャップの特徴に合わせて、自宅で洗えるのか、洗い方はどのようにしたら良いのかが分かります。
洗濯表示タグに、洗濯機のマークや手洗いの表示があるものは、基本的に洗濯可能なキャップです。
逆に洗濯・手洗いのマークや、ドライクリーニングのマークに✕印がついていたら、自宅で洗うことのできないキャップと考えていいでしょう。
その場合は、軽く汚れを拭き取ったりする日常のメンテナンスが中心となるため、汚れに気をつけて使用することが大切です。
マーク記載
また、「P」などのマーク記載があればクリーニングで洗うことができます。
基本的には洗濯表示タグが付いているので判断できますが、古着などついていないキャップの洗い方を知る場合は、素材や風合いで判断する必要があります。
心配であれば、クリーニング店に持参し、確認するのも方法の1つです。
洗濯表示タグには、手洗い・洗濯機など洗い方の指示だけでなく、適性温度の表示や使用洗剤の指示、干し方の指定がされているものもあります。
洗い方はもちろんですが、その後の取り扱い指示も記載があるので、洗う前にまずは洗濯表示タグを確認すると良いでしょう。
②洗えるかどうか分からない時
キャップに洗い方の指示や、洗濯表示タグがついていない場合の確認方法も覚えておきましょう。
洗濯表示タグがついていない場合は、キャップ裏の目立たない生地で、洗剤との相性を試してみるのも方法の1つです。
キャップの洗い方で気をつけたいのは、色落ちや素材の縮みなどで、風合いやシルエットが崩れること。
色落ちしないか確認するためには、洗剤をキャップ裏に少量垂らし、白い布で拭き取って色落ちを確かめます。
素材によって徐々に色落ちするキャップもあるので、色落ちしないからといって、洗濯しすぎると風合いを損ねる場合もありますので、ご注意ください。
③キャップの素材
洗濯できるかどうかを確認するためには、キャップの素材にも注意したいものです。
スポーツ用やアウトドア系のキャップは、耐久性のある素材を使用している場合も多く、ほとんどの場合自宅でも洗濯可能です。
一方、カジュアルブランドやファッションキャップに使用される素材の組み合わせは、多様になってきていますので注意が必要です。
キャップに良く使用される、綿やポリエステル素材の場合は基本的に選択可能。
その他の素材
それ以外のウールやレザー、フェルトやファー素材のついたキャップは、ほとんどの場合は自宅での洗濯はできません。
無理に自宅で洗濯すると、色落ちや縮みが見られますので注意したいポイントといえます。
また、複数素材を使用したキャップも、素材ごとに洗濯後の縮み具合が変わり、型崩れを起こす場合もあります。
洗濯表示がついていないキャップの場合は、洗濯前に充分確認してから洗い方を決めた方が良いでしょう。
帽子の洗い方手順
ここからは、キャップの洗い方をご紹介していきます。
自宅で洗えるキャップと分かったら、手順に沿った洗い方で進めていきます。
洗い方を誤ると素材の劣化などにも繋がりますので、洗う前の注意点や、洗った後の流れもしっかり確認しておきましょう。
洗う前の注意点
洗う前には、洗濯表示に従った洗い方をすることはもちろん、自宅で洗えるキャップである場合も手洗いで洗濯するのが基本です。
デリケートなアイテムであるキャップは、洗い方によって素材の劣化を招くことも。綺麗に長く使うためには、その他にも注意点があります。
それは、使用する洗剤の種類です。洗濯表示に従った洗剤であることも大切ですが、洗剤には蛍光剤が入っていないかの確認も必要です。
蛍光剤が入っている洗剤だと、色落ちや色褪せを招く場合もあるので、できれば蛍光剤が入っていないものがおススメです。
事前に確認
そして、洗濯に必要な道具や、洗った後の工程で必要になる道具が揃っているかを、事前に確認しておくことも大切です。
道具がなくキャップを濡れたままで長く放置すれば、風合いを損ねたり、カビの原因になったりもします。
道具を確認し、揃ったらいよいよ洗濯に取り掛かって行きましょう。
洗濯機で洗うときの手順
基本な洗い方は、手洗いで行うのが基本ですが、洗濯機での洗濯が可能な表示のあるキャップなら、自宅洗濯機で簡単に洗濯できちゃいます。
まずは洗濯ネットを用意し、キャップを裏返して入れます。素材がデリケートなものなら、ネットを2重にするのもおススメです。
そして、ネットに入れたキャップを洗濯機にいれ、洗い方のコースを選択します。
洗い方コースは洗濯機にもよりますが、「ドライ」か「手洗い」のコースを選ぶと良いでしょう。
型崩れを防ぐために、他の衣類と一緒に洗わず、脱水も1分程度と短く設定するのがポイントです。
手洗いのときの手順
手洗いでの洗い方は、洗濯桶や洗面器に30℃程度のぬるま湯を準備します。
そこに中性洗剤を入れて溶かし、良く混ぜ合わせた洗濯につかう液剤とします。
そして、洗濯液の中にキャップを優しくつけ入れ、上から押すようにして洗います。
その際には、つばが折れ曲がったり、強く押しすぎて型崩れしないよう、充分に注意しましょう。
キャップの内側で肌に密着する部分は、特に汚れのつきやすい部分。
必要があれば市販のベンジンや、シミ取り溶剤を活用しながら、柔らかいブラシや手で擦りながら綺麗にしていきます。
丁寧に洗う
また、スポンジに溶剤をつけて、叩きながら洗うのも効果的。
汚れが残っているとシミになったり、黄ばみにも繋がりますので、丁寧に汚れを落としていきましょう。
最後に、すすぎの作業を行います。洗剤が残ったままだと、色落ちやシミになってしまう場合もありますので、丁寧に洗剤を落としていきます。
具体的には、桶の洗濯液を全て流し、綺麗なぬるま湯を使って2~3回程度すすぎ洗いしていきます。
洗濯のりを使用したい場合は、すすぎ作業の後にのりを溶かしたぬるま湯につければOKです。
そして、タオルで脱水していきます。大きめのバスタオルにキャップを挟み、トントンと優しく叩きながら水分を取っていきます。
つばやキャップの内側に水滴が残る場合もありますので、細かいところまで、丁寧に拭き取ります。
脱水の際は、キャップの内側に小さいタオルや新聞紙をつめて、形を整えながら脱水するのもおススメです。綺麗に保つためには、細かい工夫が意外と大切なんです。
型崩れしない干し方
キャップの洗い方を覚えた後は、干し方もしっかり覚えていきましょう。キャップはシルエットが命でもあるファッションアイテムです。
型崩れしないしないよう、工夫して干すことがおススメ。キャップの中にタオルや新聞紙を詰めて乾かすのが、オーソドックスなスタイルです。
その他のモノであれば、ザルやペットボトルに掛けて干す方法もあります。ザルだとキャップの内側の通気性も良く、形も保てるので、洗濯の際はとっても便利です。
干す場所については、必ず日陰で風通しの良いところを選んで干してください。
注意する点
日光が降り注ぐ場所で干してしまうと、色落ちや風合いの劣化を招きますのでご注意くださいね。
ちなみに、ザルやタオルを使用する場合はサイズが合ったものを使用するのが大切です。
サイズが違ったもので乾かすと、必要以上にサイズが大きくなったり、アンバランスなシルエットになってしまいます。
100均などで購入できるものも多いので、洗濯用としてキャップのサイズに合ったモノを使用すると良いでしょう。
お手入れのコツ
キャップのお手入れのコツは、汚れを防いで、洗濯回数を減らすことが大切です。キャップは素材もシルエットも繊細なものがほとんど。
洗濯できるキャップも、頻繁に洗濯することで素材が劣化し、シルエットも崩れて元々の雰囲気が損なわれてしまいます。
洗濯回数を減らすためには、日常のメンテナンスも大切。
被り終わったら、風通しの良いところで余分な湿気を落としたり、軽くブラッシングするのも効果的です。
スプレーを使用する方法
また、消臭剤や除菌スプレーもキャップとの相性を確認して使用すると、洗濯回数を減らすことができるんです。
素材に影響がなければ、防水スプレーやUVカットスプレーをかけて使用する方法もあります。
丁寧に調べて使えば、素材の劣化も遅くなり、長く美しく使い続けることもできます。
吹き付けた後は大丈夫でも、紫外線に当たると最悪の場合はシミになるケースもあるので注意が必要です。
スプレー類は、あくまでもキャップを長く使うための対策です。
素材に影響がでそうなモノは、目立たない場所で試してから使用すると良いでしょう。
キャップの保護に気を遣っていても、汚れてしまう場合はもちろんあります。
そんな時もさっと早めに対処しておくと、洗わなくても綺麗にできる場合があるんです。
洗剤を溶かしたぬるま湯につけたタオルを良く絞り、トントン叩きながら汚れを取っていきます。
汚れが取れたら、水をつけて絞ったタオルで洗剤をしっかり取り除けば完了です。
帽子の素材によって洗剤が残ると、後々の色落ちの原因になりますので、充分に注意してお手入れすることが必要です。
日頃からこまめなお手入れをすれば、洗濯する機会も大幅に減り、いつまでも綺麗な雰囲気を保って着用できます。
ここからは、キャップを綺麗に保つためのおススメアイテムを、いくつかご紹介していきます。
お手入れグッズ① ライナーテープ
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キャップを綺麗に保つためには、洗い方も大切ですが、保護するのもポイントです。キャップを汚れから守るグッズも様々展開されているんです。
まずは「ライナーテープ」からご紹介します。ライナーテープは、キャップの内側に装着することで、汗や汚れから守ることができる、保護テープのことです。
基本的には付属の両面テープなどで装着できるようになっており、汗や汚れ、女性のファンデーションや化粧品がキャップにつくのを防いでくれます。
最近では汚れだけでなく、防臭効果が高いライナーテープや香りのついたもの、デザインにこだわったテープまで幅広く展開されています。
ライナーテープは、男性でも女性でも使えるアイテムで、サイズも豊富に用意されています。
基本的には手洗いのテープが多いですが、洗濯できるタイプのライナーテープも開発されているため、用途や好みに合わせて、自分にぴったりのモノを選ぶと良いでしょう。
お手入れグッズ② キャップ用ブラシ
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キャップを使用していると、普通に使っていてもホコリや汚れは付着するものです。
使い終わった後に軽くブラッシングすることで、隙間に入った汚れも綺麗になり、長く美しく保つことができます。
キャップ用のブラシは柔らかく作られているため、優しくブラッシングすることでキャップを傷つけることなくメンテナンスできるんです。
キャップもフエルト素材やウール素材、レザーなど自宅では洗えなかったり、洗い方が難しいものも増えてきました。
洗えない素材は特にこまめなブラッシングが重要といえます。
ニューエラのようにキャップにシールや装飾が付いたタイプのキャップも、洗うのが大変ですのでブラッシングを丁寧に行うと良いでしょう。
まとめ
今回はキャップを綺麗に保つ洗い方と、お手入れ方法をお伝え致しました。
お気に入りのキャップは、できるだけ長く綺麗に保ちたいものですよね。
とはいえ、洗い方次第では折角のお気に入りのキャップが、悲しい状況になることもあります。
キャップは素材もシルエットも非常に繊細です。
今回の洗い方の手順はもちろん、注意点や日常のメンテナンスも参考にして頂いて、丁寧に扱うことが長く使い続ける秘訣といえます。
お手入れアイテムを活用しながら、大切にしてあげて下さいね。
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皆さまで想い出に作ったオリジナルキャップや、自分だけのカスタムキャップをずっと綺麗に使っていけるように、キャップの洗い方を覚えて是非ご活用下さい。
2019.12.10
更新:2020.12.15
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