クラスTシャツのロゴは大丈夫?知っておきたい著作権を徹底解説

2021.10.29
クラスTシャツを作りたい!今や文化祭や体育祭、球技大会などクラスで統一感を出すための必須アイテムです。他のクラスよりも、ロゴのデザインに差をつけて目立ちたいですよね。
「好きなブランドのロゴを使いたい!」「イラストや写真を入れておしゃれなものを作りたい!」
その好きなブランドのロゴやイラスト・写真に著作権があることを知っていますか?
この記事では、クラスTシャツを作るときに知っておきたい基本的な著作権の知識と、著作権侵害に気を付けるべきポイントについて解説します。
思い出に残るオリジナルのクラスTシャツを作る方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
著作権とはどんな権利?
一つ違うと大変なことになる著作権侵害。作ったTシャツを売るわけではないし「学校行事だから大丈夫」「まだ学生だから」では済まされません。
この章は、著作権は何のためにあるのか、どんなものを著作権というのかを正確に理解できるように説明します。
著作権は何のためにあるの?
著作権は、作品を創った人に与えられる、その作品をどう使うか決めることができる権利です。著作権は作者を守るためにあり、他の人が勝手に使うことができないルールになっています。
デザインや小説、写真や音楽など、作った人それぞれ自分の考えや気持ちを作品として表現したものを「著作物」著作物を創作した人を「著作者」といいます。
著作権制度は、著作物を生み出す著作者の努力や苦労を報いることによって、日本の文化が発展できるように著作権を保護している大切な権利です。
著作物にはどんなものがあるの?
私たちは毎日の生活の中で、テレビやラジオから流れるアニメや音楽など、なにげなく触れています。
著作権に守られている著作物にはどんなものがあるのか「第10条第1項」で著作物について説明されているので、クラスTシャツを作る上で関わるものを紹介します。
- 言語の著作物:小説や論文など言葉によって表現されたもの
- 音楽の著作物:曲だけでなく歌詞、CDのタイトルや写真も含まれます
- 絵画・版画などの美術の著作物:アニメやマンガなど形や色で表現されたもの
- 写真の著作物:人や風景などを撮影した写真
- 映画の著作物:テレビ番組、ゲームソフト、動画サイトにアップされたような固定された動画
お店の名前・ブランド名や芸能人やタレントの名前、音楽のグループ名なども著作物です。
また、著作権よりも強く権利が保護されている「商標権」があり、特許庁に登録されていますので知っておきましょう。
著作権に関するルール
著作権に関するルールは「著作権法」という法律で定められています。
著作権法は、著作権の内容を次の2つに分けられています。
- 著作者人格権:著作物を通して表現されている著作者の人権をまもる
- 著作権(財産権):著作権者が著作物の利用を許可してその使用料を受け取ることができる権利
著作物は、その著作者の考えや気持ちを表現したものですから、名誉や社会的な評価を傷つけるような利用方法は著作者人格権を侵害したものとみなされます。
著作権(財産権)は、著作物の利用方法によって権利がさまざまですので、利用する時は著作者の許可をもらいましょう。
肖像権についても大切
著作権のことは話題になりますが、意外と知られていないが大切な肖像権です。肖像権とは自分の肖像、例えば写真や似顔絵などを他人に使わせない権利で、誰でも持っています。
好きなタレントやアーティストなどの顔写真を、無断でオリジナルTシャツに使うと肖像権侵害に当たります。
クラス担任の先生の顔写真や似顔絵も、オリジナルTシャツに使用する場合は許可がなければ、肖像権侵害になりますので注意しましょう。
著作権侵害に気を付けるべき4つのポイント
上記で説明したように、著作権で守られているような企業ブランドのロゴや、アニメのキャラクターなど使わなければ大丈夫です。
しかし、ロゴをまねしたり、似たようなアニメのキャラクターの絵を描いたりすることも、著作権の侵害に当たるケースがあります。
クラスTシャツを作るときに、著作権侵害に気を付けるべきポイントを4つご紹介します。
企業のロゴやイラストなどをパロディ化する
有名ブランドのロゴを使いたい!そのまま使うのが著作権侵害に当たるのであれば、少しデザインを変えればいいと思っていませんか?
パロディ化しても、もとのロゴがどこのメーカーかわかる場合は著作権侵害に当たります。
イラストに関しても同様で、パロディ化しているとわかってしまう場合も著作者が訴えてくる可能性があるので、やってはいけません。
キャラクターをまねたイラスト
世間に出回っている、アニメなどのキャラクターやマスコットを模写した場合も、もとのキャラクターがわかると著作権侵害で訴えられる可能性があります。
絵が下手だからいいわけではありません。上手に描けても描けなくても違反です。
有名人の似顔絵を使う
本人の顔写真じゃないからいいでしょうと思いたくなりますが、これは肖像権の侵害に当たります。
誰が見ても特定できる友達の似顔絵であれば、肖像権に当たりますのでどうしても描きたいのであれば、本人の許可をもらいましょう。
本人の許可を受ければ、肖像権侵害にも当たらないので大丈夫です。
小説や歌詞などの一文をTシャツのデザインに使う
著作権は、ロゴやイラストだけでなく、小説や歌詞、詩などにもあります。
例えば、人気のあるアーティストの歌詞の1部を抜き出してTシャツのデザインに使うのは著作権侵害です。
その歌詞を替え歌やパロディー化しても、NGですので気を付けましょう。
学校で使うなら著作権は大丈夫?
学校で使うなら著作権にならないので、クラスTシャツを作っても大丈夫では?という意見も聞こえてきます。
教育関係における著作物について
著作権法第35条では、教育関係における著作物について以下の通りです。
「学校その他の教育機関で授業に使用する著作物は、必要と認められる範囲で複製(コピー)や複製の配布か認められる」と書かれています。
読み方によっては、文化祭や体育祭は学校行事であるため、クラスTシャツは著作権侵害にならないと思われるかもしれません。
しかし、授業であれば使用可能と書いてあり、文化祭は授業ではないので使ってもいいとは言いにくいのではないでしょうか?
著作権を侵害した場合の処罰は?
著作権と知らずに著作権を侵害してしまっても、
・最大10年以下の懲役
・最大1000万円以下の罰金
が科せられる可能性があり、賠償金を請求されますので注意が大切です。
クラスTシャツを使ったその後は?
また、学校の中だけで着用すれば問題がないにしても、その後そのTシャツの使い方が問題になります。
家の中だけで着用すればいいですが、ちょっと外出して人の目に触れたらアウトです。
今の時代、SNSが発達しているので、すぐにインスタグラムやツイッターで拡散されてしまい炎上してしまっては大変です。
そうならないためにも、著作権のルールは守ってクラスTシャツを作りましょう。
著作権侵害にならないクラスTシャツの作り方
著作者から使用許可を取る
もし、どうしてもクラスTシャツに「好きなタレントの写真をプリントしたい」「アニメのキャラクターを使いたい」と思ったら、著作者に使用可能かどうか許可を取る方法があります。
勝手に使うことは著作権の違反になりますが、著作者に許可をもらえば大丈夫です。
例えば、ロゴを使いたい場合はその企業に、アニメやゲームのキャラクターなら出版社やゲーム会社に確認を取ってみましょう。
また、インターネットに出ている写真やイラストを使いたい場合は、管理者に確認を取ります。OKが出たら使うことが可能ですが、許可が下りなければ使うことはできません。
気になるデザインや写真をプリントしたい場合は、著作者に許可をもらうことが重要です。
無料素材サイトを使う
インターネット上の画像にもそれぞれ著作権がありますが、中には許可しなくても使える素材を集めた「無料素材サイト」があります。
サイトによっては、規約や使用範囲が異なるので、使用する前に確認しておきましょう。
オリジナルデザインをつくる
著作権で悩むならば、自分たちのオリジナルデザインを作りましょう。
クラスのみんなで話し合って、テーマを決めてロゴを作ったり、自分たちでイラストを描いたりすることで思い出のTシャツができますよ。
TMIXで思い出に残るクラスTシャツを作ろう!
TMIX(ティーミックス)では、自分でデザインしたロゴやイラストで思い出に残るオリジナルのクラスTシャツを作るお手伝いをしています。
デザイン機能が充実
TMIX(ティーミックス)はオリジナルクラスTシャツを簡単に作成する機能が充実しています。
すでにデザインのイメージが決まっていれば、無料のデザインエディタを使って簡単に作成することができます。写真やイラストも簡単にアップできますので、思い通りのクラスTシャツを作成することができます。
デザインサポートでプロのデザインに
ご自分のデザインに自信のない場合は「デザインサポート」をご利用いただければプロによってイメージに近いデザインに仕上げることもできます。デザインのイメージはあるけど上手く形にできない場合にぜひお試しください!
注文から発送まで通常3日
午前9時までにご注文いただければ、ご注文から通常3日営業日というスピード発送もTMIX(ティーミックス)の魅力の一つです。即日対象商品は午前9時までにご注文いただくと、当日発送が可能です。お急ぎの場合もお気軽にご相談ください。
お気に入りデザインがあればTMIXへ
TMIX(ティーミックス)は1枚からオリジナルTシャツの注文が可能です。学園祭や体育祭などのイベントから個人利用まで幅広く承っています。
この機会にTMIXでオリジナルのクラスTシャツを作ってみませんか?きっと一生の思い出となるクラスTシャツが出来ますよ♪
まとめ
クラスTシャツを作る時は、著作権を侵害しないような配慮が必要です。
もし、他の人が作ったロゴやデザインを使いたい場合は、著作者に確認して許可を取りましょう。
ひとこと確認を取れば使える可能性があるので、悩むことはありません。しかし、面倒に感じるならば、自分たちでオリジナルのクラスTシャツを作ることをお勧めします。
思い出に残るクラスTシャツを作りたいのならば、TMIXに相談してはいかかでしょうか?