初めてでも絶対に失敗しない!刺繍の簡単なやり方とコツを伝授!

2019.04.26
今アパレルから小物まで大人気の「刺繍」が施されたアイテム。
刺繍はワンポイントでも全面でも雰囲気がそれぞれ違い、クラシカルなものからキュートなものまで、デザインは多岐に渡るため刺繍の虜になっている方は多いのではないでしょうか?
刺繍アイテムになると手間がかかるため、お値段もプリントと比べたら少しお高め。
自分の好きなモチーフを自分でできたらなあと思う反面難しそうなんて声も・・・
今回は今大流行の「刺繍」のやり方を初心者向けにわかりやすくやり方を解説していきたいと思います!
目次
- 刺繍ってどんなもの?
- 刺繍に使う材料や道具
- 刺繍のやり方をマスターしよう!
- ランニングステッチ
- バックステッチ
- アウトラインステッチ
- サテンステッチ
- フレンチノットステッチ
- チェーンステッチ
- ロング&ショートステッチ
- 刺繍の基本ステッチでできる素敵な作品をご紹介!
- 初心者でも失敗しない縫い方のコツとは
- さっそく刺繍に挑戦してみよう!
刺繍ってどんなもの?
刺繍は、針と糸を使って布に絵柄や模様などの装飾を施していく手芸のことをいいます。
刺繍の定番は、針と糸のみで作られたものから、スパンコールなどを使ったものまで幅広く刺繍と呼ばれています。
いろいろな国で親しまれ、国によって特徴も異なりますが、どれもその国らしさがあり美しいものばかりです。
初心者には難しく思えるかもしれませんが、基本のステッチだけでもやり方がわかれば様々な作品を作れるようになります。
まずは簡単な基本ステッチのやり方を知って、できそうな作品からチャレンジしていきましょう!
刺繍に使う材料や道具
刺繍をするには、針と糸が必要なのはご存知かと思いますが、そのほかにいくつか準備しなければならないものがあります。
刺繍をするために最低限必要なものは、下記の道具が必要です。
- 刺繍糸
- 刺繍針
- 布
- 裁ちばさみ
- 糸切りばさみ
また、図案を写すためにはトレーシングペーパー、手芸用複写紙、セロファン、トレーサー(インクの出ないボールペンでも可)が必要ですし、刺繍枠があれば、布を張った状態を維持しながら刺繍ができます。
布は、針が通るものなら基本的には何でもいいのですが、目の粗いものはきれいに刺繍できないことがありますので、適度に目の詰まった布がおすすめです。
綿や麻がよく使われますが、いろんな色や素材のものを試してみて、自分で刺繍しやすいと思える布を探してみてはいかがでしょうか?
刺繍のやり方をマスターしよう!
刺繍のやり方には何種類ものステッチがあります。
中には上級者向けの難しいものもありますが、はじめは基本のステッチのみマスターすれば大丈夫です。
難しく見える作品でも、大部分は基本のステッチが使われていることが多いので、基本ステッチの習得後、徐々にステップアップしていきましょう♪
ひたすらステッチの練習を繰り返すより、自分が刺繍したいと思える図案を実際に刺してみて、楽しみながらやることが上達への近道です。
ランニングステッチ
「ランニングステッチ」は、普段よく使われる「なみ縫い」と同じ要領で刺すステッチです。
主に、線を刺繍するときに使われていることが多いです。
やり方は、布の裏から刺して、表から裏に刺すを繰り返していき、2~3ミリの等間隔で刺すととてもきれいに出来上がります。
右利きの人であれば、右から左へ向けて1針ずつすくって刺していきます。
縫い目の長さを等間隔にするときれいに出来上がります。
簡単なステッチではありますが、きれいな仕上がりになるよう丁寧に刺しましょう!
バックステッチ
「バックステッチ」は、見た目はミシンの縫い目のようになるステッチで、「返し縫い」と同じ要領で刺していきます。
主に、輪郭線などによく使われる手法です。
やり方は、ステッチを始めたい部分の一目分先に裏側から糸を出しておき、一目分戻った位置に針を入れて今度は二目分先から出します。
一目分戻って、二目分先から出すことを繰り返すとできていきますが、縫い目を均一な長さにすると仕上がりがきれいです。
イニシャルや簡単な図案のものはこれを知っていれば、初心者の方でも簡単に縫うことができますので、作ってみてくださいね♪
アウトラインステッチ
「アウトラインステッチ」は、直線・曲線のどちらを刺す際にも使うステッチです。
輪郭線などに使われることが多いですが、面を埋めるときなどにも使われています。
やり方は、まず布の裏から表に針を出し、一目分進んだ位置に針を入れ、次に半目分戻った位置から針を出します。
一目分進んで半目分戻るということを繰り返していきます。
このステッチでは、一目進んで戻る際、少しだけ戻すと細めのラインができ、縫い目を斜めに並べるように戻すと太目のラインを作ることができます。
「アウトラインステッチ」は、刺繍を全くしたことがない方でも失敗しにくいです!
サテンステッチ
「サテンステッチ」は、平行な線で面を埋めていくステッチです。
やり方は、まず図案の線の上に針を出して、端から端まで糸を渡します。
面積の広い部分から刺していくのがコツです。
糸を平行に並べて敷き詰めていくイメージでどんどん刺していけば面が埋まります。
間隔開けずに糸を刺していくと仕上がりは、サテン生地のような艶がでて綺麗なのが特徴的です。
糸を渡す端から端までがあまり長くなるときれいに刺せませんので、小さめの図案に向くステッチ。
面を埋めていく際に、糸と糸の間に隙間があいてきれいに埋まらない場合がありますが、その場合は隙間の部分を埋めるように刺せば問題ありません。
フレンチノットステッチ
「フレンチノットステッチ」とは、刺繍で小さな玉結びを応用したステッチです。
やり方は、まず裏から表に糸を出して、針に糸をつけます。
次に、糸を巻きつけた針を、はじめに糸を出した部分の際に向かって垂直に刺し、裏側に出します。
糸の本数や針に糸を巻きつける回数によって結び目の大きさが違ってきますので、どのくらいの大きさの結び目ができるのか、本数と回数をそれぞれ変えてステッチしてみると良いでしょう。
「フレンチノットステッチ」は、フレンチナッツステッチとも言われており、糸の太さだけでなく針に糸を巻く回数や糸の引き具合などでボリュームを調整することもできます。
チェーンステッチ
「チェーンステッチ」は、その名の通り、鎖をつなげていくイメージのステッチです。
やり方は、まず裏から表に糸を出します。
次に、糸を出した穴に針を入れて一目分先から針を少し出し、出ている針に糸をかけます。
針を抜いてゆっくりと糸を引き締めると鎖がひとつでき上がりです。
糸が出ている部分と同じ穴に針を入れて続けて刺していくと鎖が連なっていきます。
糸を引き締める際、糸をギュッと引き過ぎると細い鎖になってしまいますので注意が必要です。
ロング&ショートステッチ
「ロング&ショートステッチ」は、サテンステッチのように面を埋める際に使うステッチですが、糸を図案の端から端まで渡すのではなく、長短の縫い目で面を埋めていく方法です。
やり方は、まず裏から表に糸を出して長めに刺し、次は、はじめに糸を出した部分の横から糸を出して短めに刺します。
これを繰り返していき、一段目が刺し終わったら二段目も刺していき、面を埋めていきます。
サテンステッチをするには大きいと思われる図案を、こちらのステッチで刺すようにするといいでしょう。
刺繍の基本ステッチでできる素敵な作品をご紹介!
ネット上では、たくさんの刺繍作品が公開されています。
プロの作品はもちろんですが、趣味で作っている方もSNSなどに作品を掲載されています。
刺繍初心者だと、何か作ってみたいけどどんなものを作ったらいいのかわからない、という方も多いはずです。
また、図案の刺繍をするだけでなく普段使えるものを作りたい、という方もいるかもしれません。
いろいろな刺繍作品を見て、ご自身の作品作りのヒントにしてみてはいかがでしょうか?
レトロで可愛い!がま口の財布
たくさんの植物が刺繍された、レトロ可愛い人気の「がま口」の財布。
所狭しと並べられた植物で、とても華やかに彩られています。
全面に刺繍が施されているので作るのには時間がかかりそうですが、だからこそ、ずっと大切に使いたくなりそうですね。
シンプルなアイテムも個性的に!カラフルなブローチ
カラフルな家とフルーツのブローチです。
刺繍をしていない布の部分も少しだけ見えるように残してあり、よりカラフルになっています。
シンプルな色の服やバッグに合わせると、「カラフルなブローチ」のきれいな色が映えそうですね。
いつでも一緒!小鳥のブローチ
身につけるとルンルン気分になれそうな「小鳥のブローチ」です。
小鳥のボディにあしらわれたたくさんのお花が、春らしさを感じさせます。
オカメインコの頬にはオレンジの色が入っていて、オカメインコらしさを醸し出しています。
あの色もこの色も欲しくなる!ゴージャスな耳飾り
パッと目を引く色合いの「耳飾り」です。
ビーズとの組み合わせにより、ゴージャスなアクセサリーに仕上がっています。
耳元で華やかな女性らしさと存在感を示してくれるはずです。
花柱はフレンチノットステッチで刺してあるので、ほどよい立体感があります。
身につけているだけで元気に!アルパカのブローチ
笑顔がなんとも愛くるしい、「アルパカのブローチ」です。
身につけていると元気になれそうなカラーですね。
刺し方ひとつで表情も変わってきますので、この表情を出すのも難しそうですが、でき上がったものがこんな笑顔なら嬉しくなりそうです♪
華やかなワンポイントに!れんげそうのブローチ
花びらのグラデーションが印象的な「れんげそうのブローチ」です。
一枚の花びらの中で、何色かの刺繍糸を使ってグラデーションを表現してあります。
花びらによって使ってある色も少しずつ変えてあり、こだわりを感じます。
絵で描いたような、きれいなれんげそうですね。
心癒される!猫の親子とお花の刺繍
「猫の親子」の周りを、たくさんの「お花の刺繍」が囲んでいます。
猫さん親子の幸せを願いたくなるような作品です。
ピンクの布に刺繍をすると、かわいらしさも更にアップしますね!
部屋に飾ると、ほのぼのとして癒されそうな気がします。
ユニークで面白い!ナマケモノのボタンフック
ピンク色のナマケモノという、奇抜なカラーの「ナマケモノのボタンフック」です。
自然界にこの色のナマケモノが存在していたら驚きですが、このユニークさも、自由な刺繍だからこそできる表現ですね!
頑張ってぶら下がっていますが、わりと涼しい顔をしているところもおもしろいです。
シンプルだけどおしゃれ!キツネのポーチ
キツネと植物の刺繍が施された「キツネのポーチ」です。
生地と刺繍糸は似たイメージのトーンで統一してあり、全体的に落ち着いた感じの優しい色合いです。
キツネの周りに刺繍された植物の滑らかな曲線が、優しさと女性らしさを感じさせます。
愛情がたっぷり!ベビーポスター
誕生した赤ちゃんの名前、生まれた日時、出生時の身長と体重が刺繍された、愛情たっぷりの「ベビーポスター」です。
名前の部分には、宝石とお花があしらわれています。
赤ちゃんが大きくなったときに見たら、きっと感動しますね。
初心者でも失敗しない縫い方のコツ
様々な刺繍作品を目にすると、自分にもこれだけきれいに刺繍することができるのだろうか、と思うかもしれません。
刺繍をするときにはいくつかのコツがありますので、それを頭に入れて刺繍することで、きれいな作品が作れるようになります。
縫い目の長さを均一にしよう
ラインステッチ、バックステッチ、チェーンステッチでは、縫い目の長さを均一にするときれいな仕上がりになります。
慣れないうちは多少時間がかかるかもしれませんが、なるべく丁寧に刺すようにして、均一で美しいラインに仕上げていきましょう。
糸の巻きすぎに注意しよう
フレンチノットステッチでは、糸の本数と糸を巻く回数によって結び目の大きさが変わってきますが、糸を巻く回数を多くしすぎると、結び目が長細く出っ張ることになり、あまり美しくありません。
糸を巻く回数は、多くても3回くらいにしておく方がいいでしょう。
サテンステッチでは、布にガイド線を引こう
平行に糸を刺していくサテンステッチですが、特に初心者のうちは、刺していくうちに少しずつずれていき、平行が保てなくなるときがあります。
どの方向に糸を刺していくのかを決めたら、いくつかのガイド線を引いておくと、ステッチがずれにくくなります。
隙間があいたら「隠し針」をしよう
急な角度のある面では、サテンステッチやロング&ショートステッチをした際に隙間があくことがあります。
そのときは、既に刺してあるステッチの下に隠すように、隙間を埋めていきます。
これを「隠し針」といい、目立たせることなく隙間を埋めることができる手法です。
縫い目は小さめに!
アウトラインステッチで曲線を作るには、縫い目を小さくし、細かく刺していくときれいに仕上がります。
縫い目を大きくしてしまうと、滑らかさのないガタガタの曲線になってしまいます。
曲線の度合いにもよりますが、大きな曲線の場合は特に気をつけて刺しましょう。
さっそく刺繍に挑戦してみよう!
刺繍は難しい技術を要するわけではなく、やってみると案外簡単にできますし、ひとつの作品ができ上がると達成感もあります。
初心者の頃は、上手にできないと感じることもあるかもしれませんが、数をこなしていくうちにコツもつかめますし、少しずつ上達していきますので心配いりません。
もし刺繍するのが難しいと感じたら、専門の業者に頼むのも1つかもしれません。
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