【お祭り好き必見】絶対失敗しない!お祭りに最適なはっぴの選び方とは?

2019.05.27
お祭りと言えば欠かせないのがはっぴです。
ぴったりのはっぴを探すためには、どのように選ぶかが重要なポイントとなります。
そこで今回は、はっぴの選び方を中心に、はっぴの魅力やはっぴと一緒にお祭りで使いたいアイテムなど、はっぴにまつわるあれこれをたっぷりご紹介します。
はっぴ選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
目次
そもそもはっぴとは
まずは、そもそもはっぴとはどのようなものなのか、由来・歴史など成り立ちを見ながら、着る意味や着方を確認していきましょう。
はっぴの由来、歴史
元々は、武士が着用した家紋を染め抜いた羽織がはっぴの始まりです。
後に職人や町火消など、庶民も着用するようになりました。お祭りやイベントで着られるようになったのは昭和終盤の頃からです。
昭和45年の大阪万博ではっぴがイベント用に使われたことから、行事で着用する文化が広まり、現在はお祭りの際はっぴを着ることは定番化しています。
なお、名前の由来は、古代に着用された袖なしの胴衣「半臂」にちなんだものと言われています。
はっぴは漢字では「法被」とも表されます。
位の高い僧侶の座椅子にかける布も「法被」と言いますが、はっぴの成り立ちに関わるものではないため、単にはっぴの当て字として法被という字が使われたと考えられています。
半纏との違い
はっぴとよく似たものに「半纏」があります。
たびたび混同されることがありますが、厳密には両者の間にはさまざまな違いがあります。
例えば形状で言うと、法被は丈がおしりあたりまでかそれより長いものが多く、袖は大きめで胸紐がありません。
半纏は丈がおしりの上あたりまで、袖は小さめで袖口が少し狭く、胸紐がついています。
また、防寒用のものは、厚手の生地が使われていたり、中に綿が入っていたりします。
半纏は丁稚奉公用に1反から2着分の着物を作ったことが始まりであるという説や、はっぴに似せて作られたという説があります。
はっぴを着る意味
武士が家紋の入ったはっぴを着たり、職人や町火消などがはっぴを着たりすることには、ユニフォーム的な意味合いがありました。
はっぴは襟から胸元にかけて、自分の氏名や所属などを文字入れする場合が多く、着用することにより自分がどこに属する誰なのかが明らかになります。
つまり、自分がその団体の一員だということに対する責任や誇りを意味しているのです。
主なはっぴの着方
はっぴは単体では着られません。ほかのアイテムと組み合わせて、粋に着こなしましょう。
- 鯉口シャツを着ます。
- 下は股引きを履きます。
- その上から腹がけをつけましょう。
- 地下足袋も履きます。
- 最後にはっぴを着れば完成です。
はっぴの3つの魅力
はっぴにはさまざまな魅力がたっぷり詰まっています。
主に3つの魅力についてご紹介しましょう。
魅力その1:見栄えがいい
見栄えが良いことははっぴの大きな魅力です。
明るい青や赤、渋い黒や茶など、色合いによってはっぴの印象は変わります。
デザインのバリエーションも豊富です。
ピシッと決まったはっぴ姿は非常に雰囲気があるため、観光客が訪れるようなお祭りでは特に喜ばれるでしょう。
魅力その2:気分が盛り上がる
はっぴを着ることにより、お祭り気分が盛り上がるところも魅力の1つでしょう。
自分も祭りに参加する主役の1人であるというワクワク感を、いっそう味わうことができます。
魅力その3:団結できる
はっぴは襟から胸元にかけて、団体名などを入れることができます。
例えば、「○○組合」「○○町内会」などです。
同じ所属の文字入れがされたはっぴを着ることで、団結できることもはっぴの魅力です。
特におまつりでは大勢でお神輿をかつぐ場面などもあるため、気持ちを1つにすることは大切です。
絶対失敗しない!お祭りはっぴの選び方
それでは、お祭りはっぴをどのように選べば良いのか、ポイントをご紹介します。
選び方をしっかり押さえれば、自分にぴったりのはっぴが見つかるでしょう。
ポイント1:形を選ぶ
まずははっぴの形を選びましょう。法被の形が少し変わるだけで、印象は大きく変化します。
着るシーンに合わせて、ぴったりな形状のものを選ぶことが大切です。
短法被
おしりあたりまでの丈のはっぴです。
オーソドックスなタイプで、はっぴというと良くイメージされるのはこちらの短法被でしょう。
お祭りやイベントなど、さまざまなシーンで幅広く使われています。
丈が短いので、小回りがきくところもポイントです。
長法被
丈がひざやそれより下など、非常に長いはっぴです。
お祭りなどのほか、ダンスを踊る際の衣装にも頻繁に用いられるタイプです。
ポイント2:生地を選ぶ
はっぴにはさまざまな生地の種類があります。
それぞれ特徴があるので、より着心地が良く、快適に使えるはっぴを選びましょう。
天竺
薄手で価格も安く、ポピュラーな生地です。
綿素材で肌触りがやわらかく、着心地が良いことも特徴です。
通気性が良く、さらっと着られるため、暑い季節などの使用にぴったりです。
カツラギ
厚めの生地で定番なのがカツラギです。
しっかり着こなせるので、はっぴはもちろん、制服などにも適しています。
シャークスキン
厚みや価格、耐久性などのバランスが良く人気のある生地です。
滲みが少なく発色も良いので、細かいデザインも再現できます。
スラブ
ほかの生地よりやや厚手で、ところどころに横しまの模様が入っている生地です。
独特の風合いと高級感がポイントです。
シャンタン
横の糸の太さが不規則になっていることが特徴で、和の雰囲気や高級感が味わえる生地です。
薄手で涼しげなので、暑い季節におすすめです。
ポイント3:サイズを選ぶ
はっぴはサイズが関係ないというイメージを持っていませんか?
実際は、はっぴにもさまざまなサイズ存在します。サイズに関するいくつかのポイントをご紹介します。
自分に合ったサイズのはっぴを着よう
大人用のはっぴはすべて同じサイズではなく、S・M・L・LLなどというようにさまざまなサイズがあります。
はっぴは大きめの作りになっているので、サイズが合わないから着られないということはあまりありませんが、大き過ぎたり小さ過ぎたりすると不格好に見えてしまいます。
フリーサイズではなく、自分にあったサイズのものを着ましょう。
子供用はっぴの選び方
子供用のはっぴのサイズは、「一ツ身」「三ツ身」「四ツ身」「大四ツ身」などと独特の表現がされる場合があります。
一ツ身は幼児、三ツ身は未就学児、四ツ身は小学校低学年、大四ツ身は小学校高学年ほどが目安となるので、覚えておくと便利です。
なお、子供はどんどん大きくなるので、少し大きめのはっぴを買って身上げするのも1つの方法です。
はっぴと一緒にお祭りを盛り上げるアイテム5選
はっぴと一緒に使うことで、お祭りをより盛り上げることができるアイテムがあります。
ぜひはっぴとのバランスを考えながら用意してみてください。
うちわ
うちわははっぴ姿のアクセントにも使え、暑いときには扇ぐこともできる実用性の高いアイテムです。
「祭」と描かれたデザインなら、さらにお祭り気分が盛り上がるでしょう。
ハチマキ
はっぴ姿をきりっと引き締めるには、ハチマキがおすすめです。
無地や柄物など、デザインが豊富なので選ぶのも楽しいでしょう。
なお、便利なワンタッチ式の商品もあります。
手ぬぐい
手ぬぐいははっぴ姿のポイントにもなり、タオル代わりにもできる便利なアイテムです。
はっぴの襟元に入れて半襟にしたり、腰に挟んで垂らすのがおすすめです。
ポーチ
はっぴ姿はあまり多い荷物は持てませんが、スマホや小銭など最低限の物を携帯するときにはポーチが便利です。
和柄のものなど、はっぴに合わせてデザインを選ぶのも良いでしょう。
和風ヘアアクセサリー
はっぴに合わせて和風のヘアアクセサリーをつけるのも華やかで良いでしょう。
ただし、お神輿をかつぐなど、人と接触する可能性がある場合は、ケガなどにつながらないようサイズや形状に注意しましょう。
自分に合ったはっぴを選ぼう!
はっぴには、形状や生地、サイズなど選び方のさまざまなポイントがあります。
1つ1つのポイントをしっかり押さえることで、より気持ちよく着られるはっぴを選ぶことができるでしょう。
なお、オリジナルのはっぴを作る場合は、TMIXを活用するのがおすすめです。
WEB上で簡単にデザインができるので、誰でもすぐにはっぴを作成できます。ぜひ、自分に合ったはっぴを選んでみてください。