
お気に入りの携帯ボトルを見つける4つのポイントとNGな使い方

2020.05.16
携帯用のステンレスボトルを持ってお茶やコーヒーなど、好きな飲み物を持って仕事や学校に行く人が増えています。
経済的でエコなうえ、自分の好きな飲み物を楽しめるのがうれしいですね。
でも、携帯用ステンレスボトルのデザインってとてもシンプル。
クラスメイトや同僚とかぶってしまうことがありませんか?
目次
- 携帯用ボトルはシーンで選ぼう!
- 携帯用ボトルは容量で選ぼう!
- 携帯用ボトルは洗いやすさで選ぼう!
- 携帯用ボトルは保温力&保冷力で選ぼう!
- 携帯用ボトルのメーカーごとの保温効力&保冷効力を比べてみよう
- 携帯用ステンレスボトルに入れてはいけないもの
- ステンレスボトルは正しく選ぼう
携帯用ボトルはシーンで選ぼう!
携帯用ボトルは使いたいシーンに合わせて選びましょう。
ワンタッチで蓋を開けて飲むタイプ、蓋を回して開けて注ぎ口からダイレクトに飲むスクリュータイプ、コップ付きタイプなどさまざまなタイプがあります。
スポーツや登山に持って行くなら容量が多いもの、ピクニックやキャンプで使うならおしゃれで機能性の高いもの、通勤や通学に持って行くならスリムな軽量タイプといったようにシーンごとに便利な機能を選ぶとよいでしょう。
携帯用ボトルは容量で選ぼう!
おそらく一番使いやすいのは容量500ml以下の携帯用ボトルでしょう。
ですが、スポーツやクラブ活動に持って行くなら、1ℓまたは2ℓなどさらに大きなサイズの方がよいでしょう。
ホットコーヒー専用など、ちょっと一息つきたいコーヒーブレイクのためなら200mlや250ml前後のスリムタイプやショートタイプでも十分でしょう。
300ml~350mlなら缶ジュース1本分とほぼ同じ容量。
ビジネスバッグの中でもかさばらず持ち運びやすいでしょう。
携帯用ボトルは洗いやすさで選ぼう!
毎日使う携帯用ボトルはお手入れのしやすさも重要なポイントです。
蓋をねじって開けて注ぎ口から直接飲めるタイプは、洗うパーツが少なくお手入れしやすいのでおすすめです。
蓋を外して蓋に付属してあるパッキンを取り、本体と蓋、パッキンを洗うだけなので毎日のお手入れが苦になりません。
いつでも清潔に保てるのでいいですね。
蓋を外すと本体に氷留め飲み口がついているタイプの携帯用ボトルは、氷入りの冷たい飲み物が飲みやすく、一度に大量に出ないため熱い飲み物で火傷する心配が少ないというメリットがあります。
このタイプのボトルも、蓋と飲み口部分、本体に分解してそれぞれのパーツを洗います。
飲み口部分の形が入り組んでいるので茶渋が付くと洗うのが面倒です。
コップつきタイプの携帯用ボトルは、コップになる蓋部分と、中栓、本体に分解してそれぞれのパーツを洗いますが、中栓部分は分解できず、形が入り組んでいるので洗うのが大変です。
ときどきプラスチックパーツの中栓部分だけを漂白するとよいでしょう。
携帯用ボトルの本体部分を洗うときは、哺乳瓶や細長いグラスを洗う専用の持ち手付スポンジを使うのがおすすめです。
100円ショップでも販売しています。
食中毒などのトラブルを防ぐために、しっかりボトルの底まで洗うようにしましょう。
携帯用ボトルは保温力&保冷力で選ぼう!
保温力と保冷力があり、いつでも温かい飲み物や温かいまま、冷たい飲み物は冷たいままをキープできるのが携帯用ボトルの良いところです。
ステンレスボトルは一般的に保温力や保冷力が高いところが魅力ですが、蓋や飲み口の素材がプラスティック製だと熱が逃げやすい傾向があります。
携帯用ボトルのメーカーごとの保温効力&保冷効力を比べてみよう
メーカーのサイトで製品ごとの保温効力と保冷効力を調べてみました。
一般的に保温力と保冷力を調べる場合、20℃の室温に熱湯(95℃±1℃)又は冷水(4℃±1℃)を入れたボトルを6時間放置した後に温度を測り調べます。
まずは携帯用ボトルの代表的なメーカー、サーモスの製品です。
超軽量の真空断熱ケータイマグJNW-350。
コンパクトで持ちやすく、飲み口に口当たりのよいシリコンを使用していることがこの製品の特徴です。
蓋はスクリュータイプとなっています。
室温20℃の状態にボトルを6時間放置して保温効力と保冷効力を調べます。
95℃の熱湯を入れた場合6時間には65℃以上、同じ条件で4℃の冷水を入れた場合は11℃以下を保っていました。
容量0.35Lでサイズが小さい分若干保温力は劣りますが、数時間のうちに飲みきるならば十分ではないでしょうか。
同じくサーモスのコップつきステンレスボトルFFM-501は、0.35Lと0.5Lの二つのサイズがあります。
蓋はワンタッチで開けるフルオープンタイプです。
使いやすい0.5L容量の保温効力と保冷効力です。
室温20℃の状態のもと6時間放置するという条件下、95℃の熱湯を入れた6時間後の温度は74℃以上。
保冷効力は6時間後に10℃以下となっています。
さすがサーモスの製品は保温力、保冷力ともに優れていることが分かります。
サーモス真空断熱ケータイマグJNR-601は、わずか240gと軽量ですが、容量0.6Lのたっぷりサイズです。
ワンタッチタイプの蓋ですが、飲み口を外してパーツを分けて洗えるので衛生的です。
ロックリングつきでこぼれる心配もありません。
室温20℃のもと6時間放置しても95℃の熱湯は70℃以上、4℃の冷水は10℃以下に保たれます。
アウトドアやスポーツに便利なサーモス1.2L大容量のROB-001は、コップ付きタイプのボトルです。
構造はシンプルなスクリュー栓。
持ち運びに便利なハンドルもついています。
保温効力は室温20℃で6時間でも80℃以上をキープしています。
非常に高い保温力なので、登山や冬のアウトドアスポーツ、キャンプなどで大活躍するでしょう。
続いてサーモスと並んで携帯ボトルの代表的なメーカー、象印のステンレスボトルの保温力と保冷力を調べてみました。
軽量コンパクトなSM-PC20は容量わずか0.2L。
カバンの中で邪魔にならないと女性に人気です。
室温20℃、6時間放置した結果の保温効力は62℃以上。
保冷効力は10℃以下です。
同じ製品の0.3Lタイプは、保温効力69℃以上、保冷効力9℃以下です。
容量わずか0.1Lの差ですが、保温力と保冷力には少し差があるようです。
シンプルなデザインの象印SV-GR50は容量0.5Lです。
約4㎝と広口なので氷が入れやすいうえ、Ag+抗菌加工コップで衛生面でも安心。
保温効力は室温20℃、6時間で78℃以上、保冷効力は8℃以下です。
保温効力、保冷効力ともに高いです。
ランチの時間までしっかり飲み物を保温、保冷してくれるので1年を通して使えます。
象印SJ-TG10はたっぷり入る1.0Lです。
シンプルなデザインでのコップ付きタイプ。
象印の独自設計で大容量なのに軽くてコンパクト。
約5㎝の広口なので氷を入れやすいうえ、ストラップがついているのでスポーツをするお子さんに持たせるのにぴったり。
本体丸洗いでき、内側はフッ素コートなので衛生的です。
気になる保温効力は室温20℃で6時間たっても79℃以上をキープ。
保冷効力は8℃以下です。
容量が大きい分、温度の変化が小さくてすみ、温かいものは冷めにくく、冷たいものは温まりにくくなっています。
タイガーのステンレスミニボトルMMZ-A352は0.35Lのミニタイプ。
約170gの軽量でちょっとしたお出かけに便利です。
ステンレスの飲み口が丸く加工されているため口当たりがよく、氷も余裕で入る約4.4㎝広口タイプです。
室温20℃、6時間の保温効力は69℃以上。
保冷効力は8℃以下です。
同じタイガーの製品、ステンレスボトルMMJ-A601は0.6Lのワンプッシュオープンタイプ。
本体はスーパークリーンPlus加工で茶渋などの汚れが付きにくいのが魅力です。
このためお手入れもラクラクです。
保温効力は室温20℃、6時間後に72℃以上。
保冷効力は6時間、7℃以下です。
容量が大きくなるぶん保温、保冷効果も高くなります。
タイガーステンレスボトルサハラMHK-A151は大容量1.49L。
汚れがつきにくいスーパークリーン加工で、ステンレスボトルなのにスポーツドリンクを入れることができます。
本体にはガードがついていて、スポーツやアウトドアのおともにぴったり。
保温効力は室温20℃の6時間で驚きの80℃以上。
保冷効力は8℃以下です。
やはり容量が大きい方が保温保冷効果が高いですね。
さらに大きな2.0Lもあります。
ハワイやグアムで人気の携帯ボトルHydro Flask(ハイドロフラスク)が2017年に日本にも上陸しました。
アメリカオレゴン州で誕生したこのメーカーは、ハワイを中心に大流行。
シンプルでおしゃれなデザインとカラーバリエーションが豊富です。
アクセサリーも豊富なので自分好みにカスタマイズできます。
ハイドロフラスクの保温効力は最大6時間、保冷は最大24時間となっています。
海外のメーカーなので、日本のような基準で保温効力と保冷効力を測っていないので、どの程度まで温度が変化するかサイトを見る限りでは分かりませんが、6時間は熱い状態を保て、24時間も冷たい状態を保てるということなので、かなり保温効力と特に保冷効力が高いようです。
サイズも豊富で、炭酸ドリンクも入れることができる優れものです。
携帯用ステンレスボトルに入れてはいけないもの
ステンレスは金属なので酸性の飲み物を入れると細かい傷などがある場合、内部がサビてしまうのでスポーツドリンクは厳禁。
スポーツドリンクを持ち歩くなら、アスリートが持っているような専用のボトルが必要です。
ちなみに、数年前のことですがステンレスボトルやアルミ製のボトルにスポーツドリンクなど酸性の飲み物を入れると金属が溶け出して中毒になるというまことしやかな噂がTwitterで流れ、ウェブメディアも注意喚起を促したことがありました。
ですが、メーカーによれば金属のボトルにスポーツドリンクを入れても金属が溶け出す恐れはほぼないそうです。
ですが、内部に傷や破損がある場合にはスポーツドリンクの酸や塩分でサビてしまうため、やはりフッ素加工を2倍にしたスポーツドリンク対応の専用ボトルに入れることが勧められています。
また、スポーツドリンクを入れる場合は、ステンレスの腐食を防ぐために長時間の使用は避けるべきです。
ガスが発生するため炭酸飲料もNGです。
ステンレスボトルは蓋から液体が漏れないように密閉されます、ガスが充満すると圧力の関係で蓋が開かなくなったり、蓋から吹きだすこともあります。
また、最悪、破裂することがあるので注意しましょう。
ただし、最近では炭酸OKのボトルもあるので、炭酸飲料を入れて持ち歩きたい人は、炭酸飲料を入れられるタイプのボトルを使ってください。
スープや味噌汁、昆布茶など塩分が入った飲み物は、金属を腐食させるのでステンレスボトルに入れてはいけません。
スープや味噌汁は、専用のスープジャーに入れましょう。
ステンレスボトルの本体内部はステンレスにフッ素加工を施してありますが、やはり塩分でサビてしまいます。
また、ほとんどないと思いますが、硬い具が入っているとステンレスボトルの内部を傷つけてしまいます。
牛乳、乳酸菌飲料、果汁のジュースなどは、長時間放置すると成分が腐敗する恐れがあるのでNGです。
また、乳酸菌飲料は発酵性のため、内部でガスが発生することがあります。
また、牛乳なども腐敗が進めばガスを発生します。
飲み物が噴出したり、中栓やコップが破裂するおそれがあるので気をつけてください。
その他にも、ステンレスボトルにはガスが発生するドライアイス、詰まるおそれのある茶葉などを入れてはいけません。
ステンレスボトルは正しく選ぼう
ステンレスボトルは、自分の好きな飲み物を持ち運びできて、とても便利な反面、使い方を間違えないようにしなければなりません。
自分のライフスタイルや使いたいシーンに合わせて好きなボトルを選びましょう。
自分だけのオリジナルステンレスボトルはTMIXでも作れます。
Web上野デザインエディタで、お好きな画像や手書きイラスト、テキストなどを組み合わせて世界にたった1つだけのオリジナルボトルを自作しましょう。
1個からでも注文できますが、10個以上注文すると割引され、数が多くなればなるほど割引率が高くなりお得に買い物できます。
ネット販売や、ノベルティグッズとして作ってみてはいかがでしょうか。
ドリンクを持って歩けば、簡単に水分補給できるし、エコで節約にもなります。
あなたの好きなボトルを見つけて、明日からお気に入りのドリンクを持ち歩きましょう。